ホルスターと聞いて形や役目がパッと思いつく方はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか?
一言にホルスターと言ってもハンドガンを収納するものだったり、グレネードやマガジンを収納しておくものだったり・・・目的に応じて形が大きく変わるのもホルスターの特徴です。
きちんと自分のスタイルに合ったホルスターを選べば継続した火力を維持できますし、相手より有利に立ち回ることもできます。
また、近年サバゲーフィールドではハンドガン戦のルールが多く導入されている傾向にあるようです。
他のサバゲーマーに後れを取らないためにも、この記事でしっかりホルスターについて勉強しておきましょう。
この記事の目次
そもそもサバゲーでホルスターは必要なの?意外と知らないホルスターの秘密とは
サバゲーでホルスターが必要かと聞かれてはっきりイエスと答える方はあまりいないのではないかと思います。
そもそもホルスターはマガジンやサイドアームを収納しておくのがメインの役目になるのですが、装備品が増えてくるにつれてグレネードや小型のメインアームを装着する人もいるみたいです。
特にP90やUZIなどのPDW系統メインウェポンは軽量で持ち運びが楽なので、中には二丁持ちする人もいるんだとか・・・。
別に二丁持ちを推しているわけではありませんが(逆に危険なのでやめましょう)、そんなことも可能にしてしまうのがホルスターなのです。
簡潔にまとめると「サバゲーマーのアイテム枠を複数個増やしてくれる便利な代物」というわけです。
サバゲーで使うホルスターにはどんな種類があるの?これだけは知っておきたいホルスターのタイプ
ホルスターと言えども構成が布であったり革であったりプラスチックであったり・・・。
素材によって強度も大きく異なり、装着する部位も大きく変わってくるので注意が必要です。
ここでは大きく分けて三つの素材について説明していきます。
プラスチック製ホルスター
別名で「CQCホルスター」「サイホルスター」「ともいい、実物とレプリカの両方が出回っています。
レプリカは樹脂製が多く軽量で持ち運びやすいのが特徴で、実物はカーボンファイバー混じりの樹脂でできており頑丈さがレプリカ品と段違いです。
もともとCQC向けに考案されたホルスターというのもあって銃やマガジンを差し込みやすく、差し込んだ後はしっかりとロックされるため、サバゲー中に抜け落ちたりする可能性も低いです。
引き抜く際はロックを解除しながら行いますが、慣れるとどのホルスターよりもスムーズに行うことができます。
革製ホルスター
西部劇であったり、第一次世界大戦で各国の将校がサイドアームを持ち運ぶ際に多く用いられているのを見たことがあるかもしれません。
素材がすべて革なので、使い込み具合に応じて年期が増し、数年ほど使えば味のある渋いホルスターに変身します。
革のホルスターはどちらかというとサイドアームを持ち運ぶためのものが多く、逆にマガジンやグレネードを持ち運ぶためのホルスターはほとんど出回っていません。
体への固定方法は「肩掛けタイプ」や「腰巻タイプ」などが主流で、他にも脇の下に固定しておく方法もあります。
もちろんロマンを追いかけたい気持ちもわからなくはないのですが、サバゲーでは自分の装備に合わせて形を選ぶ必要があります。
また、プラスチックタイプに比べて銃の固定方法が甘いので、激しい動きが伴う際は滑落にも十分注意しておきましょう。
ナイロン製ホルスター
最も安く、且つ最も種類が多いのがこちらのタイプです。
中にはサバゲーを始めたばかりで最初から深入りするのは怖いとお考えの方もいらっしゃるかと思います。
このナイロン製のホルスターはコストパフォーマンスが非常に高く、尚且つ軽くて丈夫な設計なので初心者の方にも是非おすすめです。
加工も施しやすく、自分好みでベルトを付け替えたり、パーツを追加してみたり。
融通が最も効きやすいのもこのホルスターの長所でもあります。
中にはモールシステムに対応しているホルスターもあるので、タクティカルベストやベルトにそのままポン付けも可能です。
ただし、長期にわたっての使用はあまりお勧めできません。
銃の固定方法もベルクロやボタンで上から固定する方法なのですが、プラスチック製のものと比べるとやはり甘いので、注意しておく必要があります。
おそらくどれか一つはみなさん見たことがあるのではないのかなと思います。
画像は全てハンドガン用のものですが、ハンドガン以外用のものももちろんございます。
種類は多いですが、形は似たようなものが多いため、「素材」や「自分の装備」との相性もしっかり確認して購入するようにしましょう。
使う前に知っておきたい!サバゲーでのホルスターの賢い使い方とは
「ホルスターがどんなものかは分かったけど、実際何を入れておくの?」
「別にポケットとかに入れておいてよくない?」
先ほどからチラチラと記述してはいますが、サバゲーにおけるホルスターの役割とはすなわち「アイテムを入れて運ぶ」ということだと思います。
だからなんだという方もいらっしゃるかと思います。
では実際にサバゲーでのハンドガンの持ち運びを例に考えてみましょう。
普段は片手で握れているものでもいざ、ポケットにしまおうとするとかなり大きいはずです。
仮に無理やり押し込んで入ったとしても、今度は抜く際に苦労しますし、何よりかなり機動性が下がるはずです。
ズボンのポケットというものはそもそもハンドガンやマガジンなどといった大きなものを差し込むには不向きなのです。
だからと言ってサバゲー中にずっと手に握りっぱなしでは、転んだ時に手がつきにくくなったり、もっとも銃が壊れてしまったりする可能性が大いにあり得ます。
そこで体に密着しているホルスターに入れておくことで、両手でメインウェポンを支えることができますし、ウェポンチェンジや段差を登るのもスムーズに行うことができます。
最前線で武器を切り替えるたびにわっちゃわっちゃしているようでは、ただの的でしかありません。
状況に応じて自分の火力を調整できるのもホルスターありきのメリットなのではないのでしょうか。
ホルスターはどこに装備しておくのがベスト?サバゲーの戦闘スタイルに応じて装備位置を見直そう!
ゲームや映画、世界のニュースをよく見たり聞いたりしている人は想像つくかもしれませんが、警察や軍隊の方々はホルスターを「腰」または「太もも」に装着しています。
なぜその部位が最も流通しているのかはっきりとした理由はわかりませんが、私的には人間の手の届くちょうどいい範囲が腰から太ももにかけてだからではないのかなと思います。
また、サバゲー中はホルスターを付けている間でも走ったりジャンプしたりするシーンも多々あり、その際に揺れが一番感じにくい場所が腰から太ももにかけてだからでもあると考えます。
わざわざしゃがんだりその場で立ち止まったりしてからでないと抜き出せないようであれば、当然火力は維持できませんし、その間は無防備になりがちです。
中には脇の下にホルスターをぶら下げている人もいますが、相当器用じゃない限りは扱いが難しいのではないのかなと思います。
サバゲーでホルスターを装備する場所としたら、一番無難なのは「腰回り」に装着しておくことですね。
どんな人であっても腰までは手が届くでしょうし、見やすい位置にあるのでサバゲー中でも正確な出し入れもしやすいです。
「太もも」はしっかり固定できるホルスターに限ります。
固定が甘いホルスターを太ももに付けておくと縦振動こそないものの、横振動で右へ左へとホルスターが揺れ、中身が飛び出てしまう危険があります。
安全に中身を持ち運びたい方は、腰回りに装着しておくのがベストです。
その装着方法で大丈夫?腰にホルスターを取り付ける際の注意点
いざ腰にホルスターを取り付けるとなると、いくつかの疑問点が浮かび上がってきます。
「そのホルスターは腰に装着できるタイプのものなのか?」
「腰につけるための設計になっているのか?」
「他の装備の妨げにはならないか?」
他にも気になる点はあるかもしれませんが、主に思い浮かぶであろうこの三つに要点を絞りました。
先ほどお話しした通り、ホルスターには三つの種類があり、それぞれで体への固定方法も異なってきます。
最近増えてきているのがモールシステムに対応したタイプで、これらは取り付け面がモールになっている物にしか適応できません。
つまり、通常のベルトなどに括り付けることはほぼ不可能です。
その点で考えると、ナイロン製や革製は腰への取り付けが簡単です。
ナイロン製は、主に太ももに巻くタイプと腰に巻くタイプの二種類がありますが、太ももに巻くタイプのものでも固定器具をはずせばベルトに装着できるようになっている物がほとんどです。
革製は初めから腰回りに装着することが想定して作られているため、加工やパーツの取り付けはあまり必要ありません。
ただし、横揺れに弱いのでその点は何かしらの対策が必要かもしれません。
プラスチック製はベルトの装着に特化したタイプのものがあればそちらを購入しましょう。
もし対応していなくても、ベルト取付用の金具などが安くで出回っているので、どうしても腰に装備したいのであれば購入をおすすめします。
今人気のサバゲー用ベルトおすすめ7選!さらに装備との組み合わせ方、取り付け方法、手入れ方法までベルトのすべてをご紹介します
ホルスターに似合う装備ってどんなものがあるの?組み合わせはあなた次第!
いざサバゲー用のホルスターを買おうと思ってもネットや店頭に行ってみると似たようなものがずらりと並んでいます。
一個ずつ装備して確認したいけど手間がかかるし・・・かといってネットでさがすのも数が多すぎる・・・。
ホルスターはあまり目立たない装備品なので、上のような理由から適当に選んでしまっている人も多いかもしれません。
そこでここでは参考までに、各ホルスターに似合うサバゲー装備をいくつか紹介していこうと思います。
ホルスターが似合う装備その1 PMC風軽装備
PMC風軽装備ではナイロン製やプラスチック製のホルスターが良く使われています。
装着位置は太もも・腰・タクティカルベストの三つで、素早く武器を切り替える際に活躍します。
また、軽装備ということはその分動きが軽くなるため、必要以上のパーツを省いたナイロン製のものが好ましいと思われます。
ホルスターが似合う装備その2 陸軍・特殊部隊風装備
各国の陸軍を模したものや、特殊部隊のような装備を目指している方は、「腰」や「太もも」にホルスターを付けておくことをおすすめします。
装備が多いので、軽装備と比べるとサバゲー中は体の可動範囲が狭まります。
なので腕を伸ばした時に届くであろう腰から太ももにかけての位置が最も抜き出しやすい場所なのです。
ホルスターが似合う装備その3 世界大戦時風装備
世界大戦時の装備や渋めの装備の方は革ホルスターを腰に巻きつけるのがベスト。
世界大戦時のサイドアームは銃身が長いものが多く、そのためホルスターも縦長になっています。
縦長な分左右の揺れをもろに受けやすいため、揺れを一番軽減しやすい腰回りに装着しておくのが良いでしょう。
実物の軍服に使い込んだ革ホルスターを装着すればあなたもヴィンテージな雰囲気を醸し出せるかも!?
サバゲーで使えるホルスターおすすめ8選
いざホルスターを買ってみよう!・・・となっても実際には似たようなホルスターがいっぱいあってどれを選べばいいかわかりづらいと思います。
下手に脆いものを選んでしまえば、最悪の場合中のアイテムが壊れてしまうかも・・・。
ここではそんな不安を解消するべく、ハンドガンの収納に焦点を絞って今人気を集めているホルスターと、私が個人的におすすめしたいホルスターをいくつか紹介していこうと思います。
EMERSON GEAR トルネードユニバーサルホルスター
EMERSON GEAR トルネードユニバーサルホルスター(左)ブラック 東京マルイ Hi-CAPA5.1/GLOCK/M92Fなどに 価格:2,880円 |
最も無難なナイロン製のホルスターをお探しの方におすすめなのがこちらのホルスター。
EMERSON GEARは中国のミリタリーグッズメーカーなのですが、「クオリティの高さ」と「品質の良さ」から多くのリピーターを生んでいます。
こちらのホルスターは小型~中型ハンドガンに対応できる優れもので、大きい物ですとマルイのハイキャパシリーズでもマガジンを差したまま挿入しておくことができます。
太もものバンド二本とベルトバンド一本で固定されているため、滑りにくく中身が動きにくい仕様になっています。
もちろんそれらを取り外して、腰のベルトに装着しなおすことも可能です。
素材には1000Dナイロンが起用されているのでとても頑丈で、縫製もほつれなどがほとんどなく、型崩れも起きにくくなっています。
ベルクロで全体のサイズ調整が行えるため、銃に合わせてピッタリの大きさに合わせることができます。
SHENKEL ハンドガン レッグ ホルスター
価格:2,462円 |
ほとんどのハンドガンに使用可能な汎用ホルスターをお探しの方はこちらがおすすめ。
最大サイズにすることで超大型のデザートイーグル50AE.やSOCOM Mk23も収納することが可能です。
大型ハンドガンだけでなくフラッシュライトやレーザーサイト等のアクセサリーパーツを付けた状態のハンドガンでも難なく収納することができます。
そして内側(太もも側)には小さな収納ポケットを設けているのでその部分にマガジンを入れておくこともできます。
デザインも目を引く多方向性迷彩なので環境に応じたカモフラージュ率が高く、カラーもハイランダー・マンドレイク・タイフォンの三つで自分の装備に合わせて選ぶことが可能です。
大きさの調整は大面のベルクロで簡単に行えるので特別な工具が必要というわけでもありません。
ただし、上側の固定ひもが非常にスカスカなので、激しい動きが伴うような方は中身が落下しないように奥までしっかり差し込むなどといった注意が必要です。
WIBERTA ヒップホルスター
ヒップホルスター 左右兼用 ハンドガン ホルスター ベルトフック付き 価格:1,080円 |
最もシンプルなデザインでありながら最高の機能性を誇るこちらのホルスターはビギナー・ベテラン問わずおすすめです。
リュックや衣料品で有名なWIBERTAが作成したこちらのホルスターは腰に装着するタイプのもので、落下防止用のひもやマガジンポケットを備え付けておきながら価格は何と驚愕の1080円!
ベルトに固定する部分は頑丈な樹脂製でできているため、しゃがんだりして複雑な体勢になった際に歪んでしまうような心配もありません。
サイズは横幅約10cm・縦幅約19cm・厚さ約5cmと標準的で、M9シリーズや.45系統も問題なく収納可能ですが、大型拳銃はややきついかもしれません。
そして画像から見てわかるとおり、サイズ調整ができません。
アクセサリーパーツや形が特殊なハンドガンを収納するのはやや工夫が必要かもしれません。
ブラックホークタイプ ハンドガンレッグホルスター
価格:2,980円 |
誰もが一度は見たことがあるであろうこちらのデザインのホルスター。
こちらはアメリカの大手軍事装備開発メーカーBLACKHAWK!製の各タイプ専用ホルスターになります。
タイプは多数あり、M1911系・M9系・G17系・P226系・USPコンパクトなどの銃であれば問題なくはまります。
そもそも違うタイプのものには形が大きく異なるため挿入することすらできません。
太ももに巻き付けるタイプのこちらのホルスターは、固定セーフティにクリック感があるためホールド能力が非常に高く、しっかり食い込むため、サバゲー中の激しく動いたとしても中身が落下するようなことはまずありえません。
ただし、アメリカの実銃を基準に作成しているため、エアガンやガスガンでは寸法がやや異なることがあります。
隙間が生まれる分はまだいいのですが、狭くて入らない場合はホルスターを削るか新しい物を買い直す必要があります。
ブラックホーク SERPAスポーツスターホルスター
ブラックホーク ホルスター SERPA スポーツスター マルイ 1911系適合 [ 左利き ] Blackhawk コルト1911 ガバメント COLT1911 413503BK-L | BHI 価格:4,536円 |
こちらは先ほど紹介した太もも用のホルスターを腰のベルトに装着できるようにしたホルスターです。
具体的なステータスはほぼ同じで、各タイプの銃に合わせて出品されているので探してみてください。
裏に二つの縦長い穴があり、そこにベルトを通すのですが、あまり幅が広いベルトですと入りきらずに詰まってしまう可能性があります。
別途販売されている細いミリタリーベルトを通すとちょうどよいでしょう。
クリック感があるため快適な出し入れと取り回しを実現してくれる、まさに「CQCサバゲーマー」におすすめしたい一品です。
カービングレザーガンベルト ウエスタン
価格:17,820円 |
ガーウィングが施された美麗なデザインのこちらのホルスターは本場メキシコで作られた本格的なガンベルトです。
素材には本革を使用し、「頑丈さ」と「デザイン」を両立させたこちらのホルスターは多数の愛好者から好評の声をいただいています。
装着方法も簡単でベルト穴に通して留めるだけです。
細長いホルスターには近代のハンドガンというよりも、一昔前のSAAやチーフマグナムといったリボルバー系統の銃がぴったりはまるかと思います。
ウエストは85~95cm・90~100cm・95~105cm・100~110cm・105~115cmと幅が広いため、自分の体形に合ったベストなものを選ぶことができます。
ベルト部分のたくさん並んでいる穴にはぜひダミカートのマグナム弾を差し込んでおきたいところです。
イーストA ウエスタン牛革ループホルスター
価格:8,088円 |
値は張ってもいいから頑丈でカッコいいホルスターが欲しい!とお悩みの方にはこちらがおすすめ。
シンプルなブラックで派手に目立つことがなく、尚且つ質感もばっちり。
こちらもリボルバー系統の収納に適しており、近代ハンドガンは挿入しにくくなっています。
余計なものを一切省いたこちらのホルスターは使用者の妨げになることはほとんどなく、素早く得物を取り出すのに最も適した形になっているのではないのでしょうか?
ただし、ベルトへの固定方法がやや貧弱で不安が残ります。
細い紐一品で固定されているので激しい動きを伴うと中身が飛び出てしまうかもしれません。
使うシーンと場所は事前に考えておく必要がありそうです。
ドイツ軍 カンプピストル 本革ホルスター
ドイツ軍 カンプピストル 本革ホルスター クリーニングロッド付 ww2 価格:15,984円 |
この形を見てドイツ軍やナチスが好きな方ならピンときたことでしょう。
こちらのホルスターはドイツ軍が使用していた小型のグレネード弾を撃ち出す「カンプピストル」を収納するために携帯していたホルスターです。
カンプピストルの形がリボルバーに近いこともあって、リボルバー系統の銃を入れることはもちろん、似たような形のM712・P-08・P-38も収納しておくことができます。
もちろん近代ハンドガンもあまり大ぶりのものでなければすんなり収納することができます。
上品な艶を醸し出す本革をふんだんに使用し、ベルトへの着脱もワンタッチ。
蓋の開け閉めもクラシックな紐通し式なので雰囲気を楽しみたい人なら必ず満足できる一品かと思われます。
ややお値段は張りますが、本物志向の方にはぜひ手に取っていただきたい代物です。
理想のものがなければ作ればいいじゃない!ホルスターを自作するときに抑えるべきポイントとは
ホルスターに限らず自分が理想としている装備がない時ってすごくもどかしい気分になりますよね。
せっかくはるばるショップへ足を運んだのに、お目当てのものが見つからなかった時の落ち込み具合は誰しもが納得できるはずです。
しかし、ホルスターに関しては自作することが可能です。
ホルスターは戦闘服や武器パーツとは違って、「アイテムを入れておくだけ」と目的が単純かつ明瞭になっています。
また、ガンケースのように重いものを入れるわけでもないので、ちょっとしたポイントを押さえておけば誰もが簡単に作れちゃいます。
作り方は多々あるのですが、今回は作り方ではなく抑えておくべき要所について説明します。
一番大事なのが、アイテムを差し込んだ際にそのまま「下に抜け落ちない」ことです。
ホルスターは中のアイテムを固定する方法がもちろんありますが、それ以前に入れたアイテムがそのまま下に落下してくるようでは意味がありません。
例えばハンドガンは、銃身(スライド部分)からグリップにかけて徐々に太くなっていっています。
ホルスターの一番先の部分をちょうどマズルが通るか通らないかぐらいの大きさに設定しておけば下に落下するようなことはまずありません。
次に「密着具合」です。
いくらしっかり差し込めたといえども、ホルスターと全く密着せずにスカスカの状態になっているようでは、今度は走ったりジャンプした際に入り口からアイテムが落下してしまいます。
キツすぎる締め付けはかえって出し入れがしにくくなりますが、抜き出す際にやや力が必要なぐらいがちょうどいいかもしれません。
最後に「中身の固定方法」です。
カイデックスシートや樹脂シートでCQCホルスターを自作したい場合は、上からベルト、もしくはアイテムのくぼみにはまる落下防止セーフティーを内蔵しておく必要があります。
ベルトで固定する場合は中身が右へ左へと動かないような位置に、セーフティーで固定する場合は中身の外観をしっかり見て、脆くない位置にセーフティーが来るようにしましょう。
わかりやすくて、チャレンジしやすい動画がありますのでご覧ください。
自作する方法の一番のメリットはやはり自分に最も合った形を生み出せることにあります。
マイナーな銃になると流通するホルスターに当てはまらなかったり、そもそもメーカーが作っていなかったりします。また、人によって大きさや使い勝手も変わってくるので、自分が最も使いやすい形を安価で作成できます。
ですが自作はいくら素材が比較的安価とは言えども、当然失敗はつきものですし、保証も効きません。
そして何より中に入れたアイテムが壊れてしまったりでもしたら・・・考えただけでも恐ろしいです。
出費がきつくて自作に挑戦してみようという方もいらっしゃるかもしれませんが、最初は既製品のものを買っておくのがやはりベストだと思います。
どうしても作ってみたい方は、最初はミリタリーショップの店員さんや装備品に詳しい人に聞いてみるとよいでしょう。
使い終わった後はどうするべき?ホルスターの手入れ方法とは
「アイテムを入れてただけだし別にそんな汚れてないでしょ?」
「傷は入ってないみたいだからこのまま装備袋の中に入れっぱなしでいいや」
などとやっている人はいませんか?
いくらアイテムを入れておくだけの単純な装備品とはいえ、雑に扱うと当然牙をむきます。
そこでここでは自宅でも簡単にできるホルスターの手入れ方法をお伝えしていきます。
ナイロン製ホルスター
ナイロンは頑丈な素材ですが、「一か所に傷が入る」とそこから芋づる式にどんどん縫合が解けていってしまう恐れがあります。
また、ベルクロで留め合わせる方式のものが多いため、その部分にゴミなどが詰まると粘着直が大きく下がります。
布地に付着した汚れも他のものと比べるとややとりにくいため、汚してしまった後の迅速な処理が重要になってきます。
布地に汚れがついてしまった場合は、すぐに濡れたタオルか何かでしっかりと拭き取りましょう。
それでも汚れが取れない場合は自宅に持ち帰り、熱めのお湯でしっかりともみ洗いする必要があります。
布地のほつれが発生した場合は、ほつれが発生した部分をピックアップし、ライターで軽くあぶることで素材が縮み、それ以上のほつれを発生しにくくさせます。
これはあくまでも一時的な処理にすぎませんので、ほつれが続くようであれば新しい物を買いそろえた方がよさそうです。
ベルクロ部分に汚れがたまってしまった場合は「専用のブラシで軽くなでるように擦る」と大抵のゴミは落ちます。
もしベルクロの劣化による粘着力の低下が発生したらすぐさまベルクロ部分を取り換えるか新しいものに買い替えましょう。
無理して使って中身が川の中にドボンなんて起きたら悔やんでも悔やみきれませんよね。
ナイロン製のホルスターは比較的替えが容易なので、異変を感じたらすぐさま使用を中止しましょう。
プラスチック製ホルスター
プラスチック製は付着した汚れが一番落としやすいので、ペンキなどの油性でない限りは時間が経ってからでもすぐ落とすことができます。
ただし、落下したり転んだりして発生した「割れ」には注意が必要です。
少し欠けたぐらいならまだ安心ですが、固定具が破損した場合はホルスターごとベルトや紐から落ちてしまうケースもあり、大切なアイテムが傷を負ってしまう可能性があります。
「留め具のクリック感がなくなった場合」や「剛性がやたらがたつく場合」は使用をやめて、どこが破損しているかを入念にチェックしましょう。
もし本来の動きができなくなってしまった場合は、使用を中止して新しいホルスターと取り換える必要があります。
革製ホルスター
こちらは手入れが非常に重要です。
革というものは時間経過とともに年季が入っていきますが、それと同時に脆くなっていきます。
ちょっとでも手入れを怠ると、そこから破れたり、素材がぼろぼろと剥がれ落ちたりと悲惨な結末になってしまいます。
金具が埋め込まれている部分や縫合されている部分は特に脆く、雑に扱うと一気にそこから生地が破れて使い物にならなくなってしまうようなケースもしばしば。
汚れが付着した際はすぐに布でふき取り、サバゲーでの使用後も革磨き用のクリーナーを塗っておくと長持ちします。
また、革は「湿気と熱に弱い」ので、雨で濡れたからと言って乾燥機にそのまま放り込んだりしないように。
もし水で濡れてしまった場合は、遠くからドライヤーの風を当て、ある程度乾いてきたらあとは自然乾燥させましょう。
ご自慢のコレクションを安全にカッコよく持ち運ぶためにも使い終わった後のメンテナンスは怠らないようにしましょう。
サバゲーにおけるホルスターのまとめ
ホルスターはアイテムを入れて持ち運ぶといった単純明快な装備品なのですが、しっかりと機能を理解して使うのと何も知らずに適当に扱うのではパフォーマンスの高さが大きく変化します。
この記事を最後まで読んでくださった方が次回の使用から少しでも気にかけてくださると幸いです。
ご自身のプレイスタイルをしっかりと把握し、それに見合ったホルスターを見つけてくださいね!サイドアームだってやるときはやる優れものです!
それではまた!
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