エアガンをカスタムしたい!
エアガンを所持している方であれば誰しもが考えると思います。
カスタムエアガンが流行っている現在では、サバゲーやショップに行ってもカスタムされているエアガンを多く目にすることでしょう。
しかしエアガンをカスタムするにも、「やり方」「パーツの種類」「調整」等が分からずなかなか上手くいかない方も多くいと思います。
それで今回は、初心者やカスタムを考えている方でも参考になるよう、カスタムに関する基礎的な知識から詳しい内容までをご紹介していきたいと思います。
この記事の目次
エアガンにおけるカスタムってどんなのがあるの?
そもそもエアガンでカスタムとはなんだろうか、どこまでをカスタムというのか?と疑問に思う方もいると思います。
言葉の定義上、カスタムとは「customize」(カスタマイズ)の略語であり、調べてみると、既存の物に手を加えて利用者の扱いやすいように作る設定することや、好みや要求に応じて調整、変更したりすること等と記載されています。
エアガンのカスタムは、この言葉と同様で「自分好みに調整する」ことや、「命中精度を上げる」、「エアガンのグリップ持ちやすく加工する」等すべてがカスタムに値します。
エアガンのカスタムに上下はありません。マジックペンで色を塗ってみることや、アクセントでシールを貼ってみることや、どんな小さなことでも手を加えればそれはカスタムしたと言えるでしょう。
それではどんなカスタムがあるのでしょうか。
上記で説明したことを踏まえればエアガンのカスタムは無限大にあり、全てを説明することは難しいです。
ですので、エアガンをカスタムする上で主流であるカスタムを大まかに説明致します。
外装カスタム
このカスタムは、簡単に言えば見た目を変えるカスタムと言えます。
カスタムの仕方は様々にありますが、「ドットサイトやスコープ」、「社外品のストックやフォアグリップの取り付け等」、「外装パーツの取り付け」、交換に関わることが外装カスタムに値すると言えます。
内装カスタム
発射機能や命中精度を変えるカスタムと言えます。
エアガンに内蔵されている「メカボックスのギアやピストン等の各パーツ」を変えることや、弾の発射に影響する「チャンバーやインナーバレル」、発射のレスポンスに影響する「モーターや電流配線、バッテリー等」を変えたりします。
またコッキング系のエアガンであればスプリングを変えたり、バレル変更することがカスタムになってきます。
塗装カスタム
これは外装カスタムの類になるかもしれませんが、簡単に言えばエアガンの色を変えたり、模様をつけたりするカスタムです。
単一色で自分好みの色に変更する他に、草や森に同化できる迷彩塗装、市街地に同化出来るピクセル迷彩塗装、また砂漠での戦闘で考えられたデザート塗装など、ミリタリー関連の迷彩や、場に応じたエアガンの塗装が流行っています。
ショップカスタム
多くのパーツやエアガン本体を販売しているミリタリーショップの中には、販売しているパーツを使い、市販のエアガンに取り付けて販売するカスタムサービスを行うショップがあります。
大手のショップ等では、カスタム専門のブースが設置され、それに伴いカスタムを専門、得意とするスタッフがおりエアガンのカスタムの注文を行っているほか、そうしたショップのホームページの中ではカスタム専用の注文を承るオーダーフォーム欄もあり、簡単にカスタムに関する注文、連絡が出来るようになっています。
カスタムを承っているショップは、多くのエアガンのカスタムを手がけているため、
その知識と技術には信用性があります。
エアガンをカスタムする上でのメリット、デメリット
どんなものでもそうですが、エアガンをカスタムする上ではメリットだけでなくデメリットも発生してきます。
各カスタムにおけるメリット、デメリットをご説明いたします。
外装カスタムにおけるメリット・デメリット
エアガンの外装カスタムは見た目を変えるカスタムとご説明しました。
サイトやスコープ、その他アタッチメントを取り付けることによって外観のカッコ良さが向上、更には正確に狙えることが出来るようになることや、プラスチックパーツから金属パーツにする等でリアルにカスタムすることできます。
このカスタムで生じてくるデメリットは
- 重量が増えてくること
- 動作や命中精度に影響が出てくること
- エアガンを加工しなければならないといったこと
が生じてきます。
アタッチメント単体での重量は軽いですが、エアガン本体に取り付けることによって本体重量は上がり、保持や構えが難しくなります。
映画やゲームで登場するような、ガチガチに外装カスタムされたエアガンに憧れ、同じように自分のエアガンをカスタムするのは良いですが、当然、重量が増えることと、持ちにくくなることを考慮しなければなりません。
外装カスタムは無駄に外装パーツを取り付け過ぎないこと、金属パーツを取り付け過ぎないことが重要です。
ただし、日頃鍛えている方や筋力に自信があって扱えるという方は例外です。
また、重量の増加や金属パーツの取り付けによって、内部のメカボックス等のパーツが変形や干渉、バレルの軸のズレが生じ、上手く作動しないことや命中精度が下がるといったこともあります。
更には、エアガンを加工しなければパーツを取り付けられ場合もあり、取り付けが出来たとしても、加工すれば元の状態には戻せないことや、パーツの耐久性が落ちて破損するといったリスクが伴います。
内装カスタムにおけるメリット・デメリット
エアガンの内装カスタムのメリットとしては、
- BB弾の初速UPといったパワーの向上
- 連射力UPといった動作のレスポンスと通電能力や電力の向上
- ホップアップの機能向上やインナーバレルの気密を向上させることで発射力の安定、命中率UP
といったことが望めます。
デメリットとしては、まずパーツの付替えによって正しく作動しないことがあります。
純正以外の強化パーツを部分的に付替えたりすると、他パーツとの相性やかみ合わせが悪く動作不良が起きてしまいます。
またモーターやバッテリー等の強化によっては、純正用に作られているギアやピストンが強化された動きに耐えられず破損することや、発射サイクル高速に向上することになりますので、そのサイクルに対応しきれずに弾の発射不良、又は規定以上の初速が出てしまうこともあります。
更には強い電流や電圧を流すことで同線の耐久能力を超えて、通電に抵抗が生じ発火することもあります。
エアガンの内装カスタムはパーツ同士の相性や特性、カスタムレシピを考えて上手くカスタムする必要が生じてきます。
塗装カスタムにおけるメリット・デメリット
エアガンの塗装カスタムにおいてメリットは、性能面でのメリットはありませんが、色、模様といった見た目を自分好みにでき、自分しか持っていないエアガンを持つことができます。
映画やゲームに登場するエアガンの塗装も可能でしょう。
それにより周りのサバゲーマーが持っているエアガンと差をつけることが出来ますし、場合によってはフィールドで話を盛り上げることが出来ます。
デメリットは、塗装をしてしまうと元に戻せなくなります。
塗装後のエアガンの使用や塗装のムラによっては、塗装面の剥がれで見た目が悪くなってしまうこともあります。
また、エアガンの塗装は難しく慣れが必要であり、エアガン初心者や塗装初心者は上手く塗装出来ることが難しそうです。
ショップカスタムにおけるメリット・デメリット
ショップカスタムにおいて、カスタムを承っているショップは、多くのエアガンのカスタムを手がけているため、その知識と技術には信用性があります。
カスタムパーツも市販のパーツだけではなく、ショップオリジナルのパーツを用意、使用しているショップもあるので、個人で行うエアガンをカスタムよりも、様々な優位性があります。
また他にも、エアガンを壊すリスクや加工等の失敗を回避できることや、要望をオーダーすれば、希望に近い性能、外観のエアガンに仕上げてもらえること、カスタム施工後、ショップによっては内容が変わってくる場合がありますが、数か月は保証期間が付いてくるので、故障やトラブルが発生しても期間内であれば対処してもらえるメリットがあります。
デメリットは、コスト面がかなり掛かるということです。
カスタムの内容によって変わってきますが、おおよそ、パーツ代とカスタム施工で、1万~5万のコストが掛かると考えた方が良いでしょう。
また、各ショップが提案しているエアガンのカスタムにおいて、電動ガンと呼ばれる類は基本的にはスタンダード電動ガンが対象になっているものが多いです。
スタンダード電動ガンのメカボックスは、長年研究されてきて、カスタム方法のノウハウや経験が積み重ねられていますが、次世代電動ガンに関しては、スタンダード電動ガンとは違い、新しい構造を採用し、スタンダード電動ガンとは違うパーツが使用さています。
よってカスタム化に際しては微妙なバランスが要求されるため、次世代電動ガンのカスタム施工においては、別途料金が必要になっているショップがほとんどです。
初心者はまずここから!エアガンをカスタムするコツ
では、どのようにエアガンをカスタム、または何を主にカスタムすればいいのか、カスタムを始める方達には難しいところだと思いますが、エアガンをカスタムする上での指針になるようなアドバイスをしていきます。
カスタムを始める方は外装カスタムからがおすすめ!
エアガンの外装カスタムは、比較的簡単です。
まずは当たる銃を作るために外装カスタムの代表格といえる、サイトやスコープ等のアタッチメントのカスタムを行いましょう。
取付けは20mmのレイルに取付けるだけなので加工も必要ありません。
他には、外装パーツの見た目のカッコ良さと質感のリアルさを追及すのも良いでしょう。
フレームやハンドガード、ストック、アウターバレルといった外装パーツのカスタムは分解や取り外しが必要になってきますが、容易にそれらがし易いパーツなので、機械系や分解、組み立てが苦手な方でも、エアガンのカスタムの中では比較的行いやすいと言えますし、エアガンの構造を理解する上では行って損は無いと言えます。
憧れのカスタムを行う
映画やゲームで見た憧れの銃があって、エアガンをカスタムにしたい場合はそれを目標にすると良いでしょう。
目標にするカスタムを設定することで、それに必要なパーツを把握することが出来ますし、あれもこれもといった不必要なパーツを入手することもありません。
行うにあたってはまず、目標となる銃のモデルをよく観察して、どんなアタッチメントやパーツ等を使用しているかを把握してください。
また、ネットでそのカスタムについても調べてみてください、こういったカスタムは、エアガンを持つ先人の方達が同じようなカスタムを行っている場合があります。
そのカスタム方法や必要パーツ等がネット上に掲載されている場合がありますので、それを元に行えることが出来ます。
内装カスタムを行いたい場合は、バッテリーとモーターから!
初心者の方にエアガンの内装カスタムはおすすめ出来ません。
パーツの数が多く、構造を理解していない場合や、取り外しや分解、新しいパーツを組み込んだ場合など、破損や元に戻せなくなる場合があるからです。
どうしても性能面にこだわりたい場合は、内装カスタムを行っている熟練者と一緒に行ってください。
容易に内装カスタムしたい場合は、「バッテリーを変えること」や「モーターを変えること」をおすすめします。
高出力のバッテリーに変更することで発射サイクルの向上を行うことが出来ますし、それに付随してモーターを高サイクルのものに交換すれば、更にサイクルUPすることができます。
ただ、高サイクルにしても、ギアやピストンまでを高サイクル用に強化している訳ではありませんので、最悪の場合ピストンクラッシュやギアクラッシュといった破損の可能性があります。
本来であれば、動力に関連するすべてのパーツを強化パーツにカスタムした方が良いですが、それが出来ない場合は、バッテリーやモーターの変更は自己責任で行うことになりますので注意してください。
初速といった威力を向上させたい場合は、内部のメカボックスというもの開ける必要があります。
この作業は難易度の高いものですので、かつ初速UPは基準を超えてはならない危険な行為ですので初心者は行わないほうがよいです。
サバゲーフィールドに合わせたカスタムを行う
よく行くサバゲーフィールドがある場合は、そのフィールドに合わせたエアガンのカスタムを行うと良いでしょう。
屋外フィールドで敷地が広く見通しが良い場合は、「命中精度を高めるためにスコープやドットサイトを取り付けること」や、弾の飛距離を出すための「バレルや発射機能に関わるパーツのカスタム」などになります。
屋内フィールドの場合は、見つからず隠密的に行動するために「サプレッサー等の消音機能の取り付け」、障害物が多く取り回しを重視するために「コンパクトにしたパーツのカスタム」など、そのフィールドで動くのに有利になるようなカスタムを行うのも一つの手です。
バランスの良いカスタムを行う
エアガンのカスタム行う上では「バランス」が大事になってきます。
いざという時に弾が出ない、作動しないといったトラブルが出ないようなカスタムが必要になってきます。
様々なカスタムの中でも、命中精度、飛距離、連射性能、耐久性、レスポンス等がありますが、どれか一つの部分を飛躍させるのではなく、バランスが整ったカスタムを行うことが重要となります。
またカスタムをすることで逆に性能が下がってしまうこともメーカーもあります。
東京マルイ、クライタック、G&G、はもともとの完成度が高いですので初期段階でカスタムは必要ないでしょう。
しかし、古い設計のものや中古品等はパーツが古く劣化していたり、または破損していたりするので、整備、新品パーツへの交換、カスタムをして最新の性能まで引き上げてあげるのが良いでしょう。
自信がなければショップに任せよう!
特に初心者の方でエアガンの構造や整備に関する知識が乏しく、他人と違ったエアガン、性能を上げたエアガンが欲しい方、また、お金に余裕があるが時間が取れない方や海外製エアガンを適正な状態で使用したい方等、そういった方は、ショップによるカスタムがおすすめです。
小さく軽く!PDWカスタムの魅力
PDWという言葉をご存知でしょうか?
PDW(Personal Defense Weapon)個人防衛火器と呼ばれ、短機関銃やSMG(サブマシンガン)に類似した武器です。
実際のPDWの定義としては、有効射程距離が200~300m、コンパクトかつ片手でも取り扱いが可能とし、ボディーアーマーを貫通させるほどの威力、装弾数が多いもの。
簡単に言えば軽量かつ取り回しが容易、威力が高く多弾、という銃となっています。
世界情勢的に見れば、PMC(Private Military Company:民間軍事会社)の隊員や要人警護の人員によく使われています。
大手の銃メーカーがPDW用の重火器を開発、または既存の銃からPDWカスタムやカスタム用パーツが出されているのが現実です。
これだけを見てみるとSMG(サブマシンガン)と同等と思われるでしょうが、では具体的にPWDとサブマシンガンとう違うのでしょうか。
コンパクトな形状と連射性能において、サブマシンガンのカテゴリーに位置付けられることケースもあるようですが、これはひとえにPDWという銃器カテゴリーが充実して場合や、完全に普及しきれてない実情に元によるものとなっています。
ただ、サブマシンガンの定義としては、既存の拳銃弾を使用できる、近距離戦闘用であり射程距離が短いものとなっています。
サブマシンガンは戦地で拳銃用の弾薬を使用できるよう、45ACP、9mmパラベラム等の弾薬を使用できますが、PDWについては専用弾なので拳銃との兼用が利かないことと、コストもかかるという情勢にあります。
大きな違いといえば使用弾薬と射程距離と言えます。
外観的には似ていることや、PDW自体、広まりがまだ少ないので、種類分けされるとサブマシンガンに分別されてしまうということはあります。
では、このPDWがどうエアガンのカスタムに結びつくか言うと、現在ではエアガンでのPDW、またはカスタムが注目されており、その軽量、コンパクト、取り回しの良さはエアガンでも人気を得ています。
カスタム方法は様々ですが、銃身を短くするショートバレル化、それと同時に、手を添える部分やフロントレイル部分、いわゆるハンドガードの短縮化、ストックの短縮化や折り畳み式化、またはレス化等、軽量とコンパクトを目的にカスタムすることが多くなっています。
特に現在では、エアガンでもPDWカスタムという形で多彩なエアガンが売られていることや、既存のエアガンからPDWカスタムが出来るパーツが豊富に販売されています。
実際にPDWカスタムされたエアガンは、その軽さに驚くことは間違いないでしょう。
サバゲーではメインウェポンとサブウェポンを用意するスタイルがありますが、このPDWの場合、メインとサブの両方を組み合わせたエアガンみたいなので、PDW一つで十分となるでしょう。
特にアウトドアフィールド、インドアフィールドでの壁や障害物、狭あいでの取り回しは各段に扱いやすくなります。
ただ、バレルの短縮することで飛距離や命中率が変わってくる可能性がありますが、エアガンでのカスタムでは実銃ほどそこまで変化は無いと言えるでしょう。
どうしても性能の変化にシビアな場合、PDWカスタムは控えた方がよいでしょう。
エアガンをカスタムする上で違法改造に注意
エアガンのカスタムは様々なバリエーション、パーツレシピの方法がありますが、カスタムを行う上では違法改造に注意しなければなりません。
基本的にエアガンは人に危害を加える可能性があるため、違法改造は法律によって規制されています。
場合によっては処罰される恐れもありますのでこれからご紹介する点に注意してください。
一つ目に、「威力」です。
日本に法律上(銃刀法)では、「0.98J」超えるエアガンは準空気銃と位置づけになり、所持することが許されていません。
J(ジュール)とはエネルギー、運動量を表す単位で、エアガンの場合、BB弾を発射する威力を表します。
なので、内部カスタムを行う場合は、初速やサイクル、J(ジュール)を計れる弾速計を持っておき、常に計りながら0.98Jを超えないように行う必要があります。
もし0.98Jを超えてしまった場合、その時点で法律に違反する形になります。
0.98Jを越えるエアガンを所持していた場合は、所持しているだけで1年以下の懲役、または30万円以下の罰金となります。
サバゲーではゲーム開始前にレギュレーションチェックが行われますが、このエアガンの初速度チェックで0.98Jを超えてしまっていた場合に、スタッフ等に違法改造を見つかれば、基本的に警察機関への通報が義務付けられています。
最悪の場合、逮捕にもつながる可能性がありますので、威力に関するエアガンのカスタムには十分注意をして行う必要があります
二つ目に、「模造拳銃」についてです。
模造拳銃はこちらも法律で所持を禁止されています。
模造拳銃とは、金属で作られ、かつ、拳銃に著しく類似する形態を有するもので、銃腔が金属でふさがれている、表面の全体が白色、又は黄色(金色)とされている2つの措置の片方しかとられていない、または両方ともとられていない場合は、模造拳銃に該当します。
両方の措置が取られていれば、模造拳銃には該当せず適法に所持できます。
除外される場合は、事業場の所在地を管轄する都道府県公安委員会に届け出て輸出のための模造拳銃の製造又は輸出を業とする者(使用者を含む)が、その製造又は輸出に係るものを業務のため所持する場合となっています。
つまり、エアガンにおけるハンドガンに値するものでは、フレームでの金属パーツを使用してはいけないこと、いわゆるフルメタルカスタムをしてはならず、金属パーツを使用しても外観が銃に見えないものであればよいということです。
後は上記で書いた色の注意となります。
ちなみの AR(アサルトライフル)やMG(マシンガン)などに類似する形態を有する物は、ここでいう拳銃には含まれないため、金属パーツの使用やフルメタルを行っても違反にはならないことになります。
エアガンをカスタムする上では以上のことをしっかり頭に入れ厳守し、慎重に行うことが重要です。
簡単なようで意外と難しいエアガンの塗装カスタムの注意点
エアガンのカスタムの中では、「塗装カスタム」も見逃せません。
自分好みの単色にすること、あるいは森に有効な迷彩や、市街地戦を模したデジタルカモやピクセルカモ、ダメージといった塗装を行うことができます。
エアガンの塗装には様々なやり方がありますが、基本的にはホビー用スプレーやエアガン塗装用のスプレー、軍が実際に銃の塗装で使用しているスプレー等で行います。
難易度は高いですがスプレー塗装の方が綺麗に仕上がります。
ただ、「スプレー塗装は難しい!」というのが本音です。
初心者や塗装慣れしていいない人がやれば上手くいかないのが現実でしょう。
実際にやってみると、色にムラが出てしまう、表面がデコボコしていることや、ゴミやほこりが入っていること等、上手くいかないことがほとんどです。
塗装の手順を大まかに説明すると、
- 塗装したい部分やパーツを目の細かいヤスリでヤスリ掛けを行う。
- 油分や汚れを落とすため中性洗剤等で洗いしっかり乾燥させる。
- 塗装する前の下地作りでサーフェーサーを吹く(部分塗装を行いたい場合は、マスキングテープ等で範囲を設定する)。
- 乾燥後、下地処理した上から数回に分けて塗装したい色を重ね塗りスプレーをする。
- 乾燥後、光沢やつやを出したい場合はクリアスプレーを、つやを出したくない場合はつや消しスプレーを重ね塗りする。
という手順となります。
簡単なように見えて、塗装にはこれらの手順・工程を行い、時間を掛けなければなりません。
注意点としては、スプレー塗装は下準備をしっかり行い、急いで行わないことです。
下準備とは上記で言うヤスリ掛けと洗浄です。
ヤスリ掛けを行うことで、塗料の付着を良くします。
洗浄では油分や汚れ等を落として、塗装後のムラや凹凸、剥がれを防止します。
急いで行わない理由としては、塗料は一気に塗ることで、塗料液が垂れてしまうことになり、最初からやり直しになってしまいます。なので、数回に分けて重ね塗りを行う必要があります。
重ね塗りを行う際も、塗料が乾いてない状態で行うと、これもまた液垂れの原因になります。
また重ね塗りは、塗料を均一に塗ることになるのでムラを無くすことに繋がります。
最後のクリアスプレーやつや消しスプレーは塗料に膜を作ることになるので、乾燥後の塗料の剥がれの防止になりますので出来るだけ行ったほうが良いです。
もうひとつは、失敗を恐れず行うことです。
スプレーの出し始めは水滴にみたいに出来たりするので、失敗したくない気持ちで緊張しなかなか出せませんが、まずは新聞紙などで試吹きをし、思い切って塗装をおこなってください。
また大いに失敗してください。
エアガンのスプレー塗装は慣れが必要です。
これに関しては失敗を繰り返してどう対処すればいいのか、どうすれば上手くいくのかコツを掴む必要があります。失敗を繰り返し上達する必要があります。
現在のネット上では、塗装に関する内容がたくさん掲載されています。
その中には初心者でもやりやすい塗装方法等が掲載されている場合もありますので、調べるのも一つの手でしょう。
カスタムは一筋縄ではいかない。加工も一つのカスタム
エアガンのカスタムは、ただアタッチメンやカスタムパーツを取り付けるだけとは限りません。
現在では、様々なメーカーから各エアガンに合わせたパーツが売り出され、そのまま取り付け出来るようになっているパーツが多くなっています。
しかし中には、メーカーの違いやそのメーカーが売り出しているパーツの特性等で、そのまま付けられない、いわゆるポン付け出来ないものもあります。
そんな場合は、加工を行ってみることです。
例えばですが、エアガンのフレームをプラスチックフレームからメタルフレーム(金属フレーム)に変えるとき、メーカーにもよりますが、何かに干渉して上手く収まらない時があります。
そんな時はまず、干渉している部分を見つけだし、パーツ自体や動作に影響がなければ、その部分を削ることや折りこむこと、または切断等を行い、取り除いて収まるようにします。
といったように、パーツが取り付け出来なかった時点で諦めるのでなく、加工を行い取り付けてみましょう。
取り付けてもガタつき等がある場合は、固定、その他材料を当がってみる等の加工を行い改善していきましょう。
中には加工が困難なものありますが、まずは加工して取り付けが出来るかどうかを確認して、どう加工していこうかを考えてみましょう。
自らが取り付けに際して、考えながら行うことは楽しさが生まれてきます。
そして一苦労して作り上げたエアガンは、なんとも言えない達成感と自分のエアガンに愛着が湧いてきます。
自分なりのカスタムをしていきたい場合は、加工も視野に入れていけると良いでしょう。
エアガンのカスタム まとめ
基本的にエアガンのカスタムの仕方は自由です。
何をこうして、手順はこうしなければいけない、などの規定はありません。
なので、自分が今行いたいカスタムを行うのが良いと言えます。
問題は違法改造をしないようにすることと、知識、経験がなく無理にエアガンのカスタムを行ってしまい後戻りが出来なくなること、部分的にバラバラなカスタムをすることで、統一性が無く、それが不具合を発生させることです。
エアガンをカスタムする上で重要なのは、今持っているエアガンのメーカーの特性、性能、使用パーツや構造の把握をし、カスタムパーツとの相性を事前に調べておく必要があります。
全く情報がない場合は慎重に試しながらカスタムするか、一か八かやってみるか、断念するかになるでしょう。
是非、エアガンのカスタムをやってみましょう!
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