映画やドラマにしばしば登場する「SWAT」。
凶悪犯罪に立ち向かう姿に憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。
TVドラマでは、1975年にアメリカで放送された『特殊祖撃隊S.W.A.T』が放送された原点と言われています。
このドラマは古いですが、当時は社会現象にまでなったほど人気があったそうです。
現在では、『クリミナル・マインド」のシェマー・ムーアが主演を務め、復刻しています。
再びSWATの人気が出そうですね。
今回ご紹介するSWAT装備は、実際の任務にあたるSWATの「かっこ良さ」「実力の高さ」「迫力」に憧れる方には必見です。
実際に任務にあたっているため、機能性を備えた装備が多く、サバゲーにももちろん適しています。
全身が黒に覆われ、迷彩とは違ったかっこよさがSWATにあります。
実際のSWATは黒色のみを纏うわけではありません。作戦に合わせて装備を選びます。
しかし、ミリタリー関連でSWATといえばやはり黒色が多いため、今回はSWATの黒色の装備について焦点を当ててお話しします。
サバゲーで迷彩装備はよく見かけますが、特殊部隊「SWAT」の装備もファンの中では人気が高い装備の一つです。
本物のSWAT装備を揃えるのは難しいですが、サバゲーやコスプレ向けにSWAT装備が出回っていますので、今回は、頭からつま先までSWAT装備について紹介します。
この記事の目次
サバゲーにおけるSWAT装備とは
SWATについて
SWATは「Special Weapons And Tactics」(特殊武装・戦術)の略称です。
アメリカ合衆国の様々な警察組織の中に存在する特殊部隊のことで、凶悪犯罪を対処する目的で編成された部隊です。
使用装備(武器)
銃火器の他、低致死性兵器、強行突入器具、装甲車があります。
しかしながら、サバゲーで使用できるSWATの武器は、エアガン(アサルトライフル、サブマシンガン、ショットガン、スナイパーライフル、ハンドガン)で販売されている銃火器くらいです。
個人装具(武器以外)
銃火器以外の個人装具については、大部分を自弁に頼っているようです。
ただし、BDUやヘルメット等の武器以外の装具はSWAT部隊で統一されたものが支給されています。
BDUやヘルメットはレプリカを手軽に手に入れることができます。
サバゲーでも使用できるSWATの銃
銃の名前の横に書いた()内は、本物の銃製造メーカー、さらにその右側には、エアガンメーカーの名前を載せました。
エアガンメーカーについては、その1社以外にも製造しているものもあります。
アサルトライフル
・HK416D(H&K社) 東京マルイ社より
・M16(コルト社) 東京マルイ社より
M16はアメリカ軍が正式採用時に割り振った記号と番号です。
銃本来の名前は「AR-15」この名前ではKSC社がエアガンを製造しています。
・M4カービン(ナイツ社) 東京マルイ社より
東京マルイ M4A1 カービン 18歳以上ガスブローバックマシンガン
・G36C(H&K社) 東京マルイ社より
サブマシンガン
・MP5(H&K社) 東京マルイ社より
・MP5K(H&K社) 東京マルイ社より
・MAC11(MAC社) 東京マルイ社より
ショットガン
・M870(レミントン社) 東京マルイ社より
東京マルイ M870 タクティカル 18歳以上 ガスショットガン
・M37(イサカ社) KTW社より
スナイパーライフル
・M700(レミントン社) タナカ社より
レミントン M700 ポリス L.T.R 20インチ - Ver.2 - 排莢式ボルトアクションガスライフル
・PSG-1(H&K社) 東京マルイ社より
ハンドガン
・KIMBER SWAT カスタム(キンバー社) Western Arms社より
・M1911/ガバメント(コルト社) 東京マルイ社より
東京マルイ ガスブローバック M1911A1 コルトガバメント ロングレンジセット (本体+BB弾0.2g+ガス)
・G17(グロック社) 東京マルイ社より
東京マルイ No.88 グロック19 サードジェネレーション 18歳以上ガスブローバック
・P226(シグ社とザウエル社の共同開発) 東京マルイ社より
以上、ご紹介してきたものが、SWATの使用銃です。
日本のエアガンメーカーですべてそろえることができます。
2018年には、東京マルイ社よりHK416Dが出たところを見ると、やはりSWATの人気に注目し、製品開発したねらいがあるようですね。
サバゲーのSWAT装備(銃以外)
実際のSWAT部隊で使われているように、サバゲーでも使い勝手の良いタクティカルベストは、見た目もグッとSWATに近づき、SWAT装備を揃えたいなら必ず手に入れたいものですね。
ただし、SWATの装備は軍隊同様更新されているため、必ずしも最新のSWAT装備を揃えられるわけではありません。
SWAT装備その1 ヘルメット
・PASGTヘルメット (1980年代~2000年頃)
つるっとした見た目で耳元が少し膨れているのが特徴です。
・バリスティックヘルメット(2000年代以降)
ナイトビジョンゴーグルやヘッドセット等、ヘルメットに装着し易いように大幅に機能を拡張できるヘルメットです。
SWAT装備その2 ベスト
・ボディアーマー(防弾チョッキ)
実物では、防弾用のプレートが入っており、前腕部まで保護するものもあります。
大体の物がMOLLEシステムを採用しており、好みの位置にマガジンポーチを始めとするオプションを付けられるようになっています。
・タクティカルベスト
ボディアーマーに対して、タクティカルベストは本来防弾性能がありません。
こちらもほとんどの物にMOLLEシステムが対応しており、オプションを好みの位置に付けられます。
ベストは、「ボディアーマー」か「タクティカルベスト」のどちらかを着用すればSWATコスプレとして十分成立します。
市場を覗いてみると、タクティカルベストの方が、SWAT使用として多く出回っているように思います。
また、付属で色んなポーチが付いているタクティカルべストの方が細かく買いそろえる手間が省け、ボディアーマーよりもオプションを揃え易いという利点も考えられます。
逆に、どちらかが無い場合は、SWATのコスプレとしては分かりづらくなってしまいます。
それだけベストのインパクトは大きいです。
加えて、「SWAT」や「LAPD」のロゴワッペンがあり、ベストに付けることによって、ぐっとSWATの雰囲気がでます。
ロゴワッペンは、ベストに標準で付随しているものもあれば、ワッペン単体で買うこともできます。
SWAT装備その3 タクティカルスーツ(上下ウェア)
タクティカルスーツはつなぎではなく、上下が分離したセットとなっています。
本物のSWATでは、5.11社制HRTシャツとHRTパンツが採用されており、大きな特徴としては、肘と膝の部分に標準で衝撃を吸収するパッドが入っていることです。
サバゲーでは、後付けでニーパッドやエルボーパッドを使用することがよくありますが、ゲーム中にずれてきて、動きにくくなってしまうこともあります。
その点、このHRTシャツとパンツには、その服自体に内蔵されているため、ズレる心配はありません。
ボディアーマーやタクティカルベストを上に着るため、意外とシンプルな設計となっています。
本物と同一ものに対してそこまで強いこだわりが無ければ、上下のウェアは広く販売されている黒色のBDUでよいのではないかと私は思います。
SWAT装備その4 タクティカルブーツ
本物のSWATが使用しているのは、誰もが知っているaddidas社製です。
「GSG-9」というのがブーツの名前となります。
市街地戦が多く、人工物の上を移動する必要があるため、柔軟性、グリップ、静穏性等、スポーツシューズメーカーの技術があってこそできた逸品です。
当然ながらこの機能はサバゲーでも有利に働きます。
実際のSWATは建物へ侵入し、制圧する機会が多く、映画やドラマでもそんなシーンが多く見られます。
これは私の勝手なイメージですが、SWAT好きな方は、サバゲーでCQBのように入り組んだ地形や閉所での攻略が好き方が多いように思います。
というのも、定例会に参加し、SWATコスプレをされている方は室内サバゲーフィールドでよくお会いするので…。
そういった場合やはり地面はコンクリートや鉄板が多く、硬いソールのブーツを履いていくと「ゴツッゴツッ」と妙な音が響いてしまい、位置バレしてしまいます。
それを極力防ぐ機能もあり、スニーカーとは違った足首の保護や滑りにくい性能をももった「GSG-9」は、最高のボトムアイテムです。
SWATコスプレでサバゲーへ!
SWATの装備についていろいろと説明していきましたが、SWAT装備で揃えると、やはり格好いいですね。
漆黒の威圧感。コスプレの一種ではありますが、実在する特殊部隊を基に作られているため、機能性・実用性があり、サバゲーを十分に楽しめる装備となるのも良さの一つです。
実物を揃えると大変多くの資金が必要となります。
ヘルメット一つとっても、レプリカであれば3000円程度ですが、実物は日本で購入すると4万4千円。
実物に対して強いこだわりがあり、資金に余裕があれば実物で揃えることが可能ですが、その分重くなり、サバゲーには不必要な機能まで付いてきます。
実物を購入することを否定したいわけではありませんが、コスプレだけでなくサバゲーも楽しむためには、どこを実物で、どこをレプリカで揃えるのか精選することをおすすめします。
以下に、精選した例を示しますので、ご参考にしてください。
<レプリカで揃える装備>
①エアガン
レプリカでなければつかまってしまいます。当たり前ですが…。
HK416Dがおすすめ!かっこいいし、使いやすいし、精度も高い!
②バリスティックヘルメット
レプリカでも十分格好いいものが手に入ります。また、実物には防弾性能があり、
その装甲の厚さのために、大変重いです。少しでも身軽に移動できるよう頭は軽くしたいです。
③タクティカルベストもしくはボディアーマー
本来のボディアーマーのような防弾性能はヘルメットと同様に必要ありません。
ただし、ボディアーマーとタクティカルベストには、体を保護する範囲が違いますので、グッと実際のSWATに近づけたいのであればボディアーマーがおすすめです。
ただ、私個人としましては、腕周りや股間に何か圧迫感を感じることは好きではないので、タクティカルベストの方がおすすめです。
④タクティカルスーツ
正直なところ、黒色で統一し、ベストとヘルメットがSWAT仕様であれば、多くの人が「おお!SWAT装備だ!」となると思います。
そのため、タクティカルスーツは、上下セットの黒色のBDUもしくは黒色のつなぎで十分だと思います。
ただし、前述したようにエルボーパッドやニーパッドを付けないのがSWATです。
ここに関しては、見た目で結構目立つために、本物を買うのもいいかもしれませんね。
ですが、BDUによっては、パッドは入っていないけれど、入れられるように2重の裁縫が施されているものもあります。
少し探せば、本物のSWAT同様にタクティカルスーツ内部にパッドを入れ、後付けのエルボー・ニーパッドを付けずに済ませることも可能です。
<実物でそろえる装備>
①タクティカルブーツ
某日本装備メイカーは、addidas社製GSG-9シリーズしか取り扱わないほど、惚れ込んでいます。
やはりサバゲーでは見た目を楽しむのもいいですが、機能性はとても重要です。
また、15000円程度と、実物なのに他の装備と比べてお財布に優しいこともよさです。
機能性を備え、コストパフォーマンスの良さも兼ね備えたGSG-9はご購入をおすすめします。
サバゲーにおけるSWAT装備について まとめ
以上、サバゲーにおけるSWAT装備について紹介してきました。
コスプレとしてSWATとして楽しみつつ、快適に、もしくは有利にサバゲーに参加できることがお分かりいただけたと思います。
格好いい、強い、の2拍子が揃ったSWAT装備はおすすめのコスプレです。
また、自分の装備が映画やドラマに登場するのは、「おっ!」とテンションが上がる人も多いのでは?
逆に映画やドラマを見て、「この装備かっこいい!」と思って、さらに装備を揃えたくなってしまう人もいると思います。
仲間内でSWATコスプレの定例会に参加したら一目置かれること間違いなしです。
今後もSWATは銃を始め装備を更新していきます。
ずっと追いかけ続けるのは大変ですが、どこか一時期のSWAT装備でも、頭からつま先までそろえられたら満足感は十分に得られると思います。
今後もSWATがテレビやスクリーン、雑誌等で実際の部隊に刺激を受けながら、SWATをサバゲーでお楽しみください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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