「あっちに3人敵が潜んでいる!!!」って、向こう側の味方に伝えたいことってありませんか??
無線持ってないし、大声で叫ぶと敵に自分の位置がバレてしまう・・・
こんなときは ハンドサイン がおすすめです。
サバゲーでのチーム連携にて、ハンドサインは非常に大きな武器になります。
情報はゲームの行方を大きく左右し、敵・味方の人数・配置や時間を把握しているのとしていないとでは、その後の展開は大きく違ってきます。
把握していればそれに対応した行動が取れ、チーム活動を優位に進めることが出来るでしょう。
今回はその中で無音による伝達方法、ハンドサインについてご紹介していきます。
この記事の目次
サバゲーにおけるハンドサインとは?
サバゲーにおいてチームで 連携 して攻める際には、自分がどう動くのか、味方にはどう動いて欲しいのか伝えることが重要です。
この情報伝達が不充分で、チームがひとかたまりになるのはナンセンスであり、敵から見れば大きなひとつのターゲットです。
これを防ぐためには連携する味方全員がひとつの行動計画、正面から攻める人間、回り込む人間、後ろからバックアップする等の人間が誰であるかを知っている必要があります。
情報伝達には大きく分けて3つあり、肉声によるもの、無線機を使うもの、無音のもの があります。
無音の情報伝達として、ハンドサイン という手法が挙げられます。
ハンドサインにおける優位な点は、無音 なことです。
音は索敵上、非常に重要なもので、声を発することは敵に自分の位置を知らすことになります。
その点でハンドサインは非常に優位になりますが、デメリットとしては伝える味方全員が共通のハンドシグナルを使っていないと伝達が難しい点です。
ハンドシグナルを送る際には相手の視線をこちらに向かせる必要ありますが、声を発しての呼びかけて等は「無音」の意味が無くなってしまいます。
口笛や、舌を鳴らしたりして相手の注意を引くことになります。
そのような状況では「無音」でないことを理解しとく必要があります。
サバゲーにハンドサインは必要あるのか??
サバゲーにおいて、ハンドサインは必要あるのか疑問なる方もいると思います。
率直に言えば絶対にハンドサインが必要とは言えません。
チームではなく個人でサバゲーに参加するのであれば、ハンドサインの使いようがありませんし、チームで参加するにしても、ハンドサインがなければ勝てない、サバゲーを楽しめないということはありません。
本物の軍や特殊部隊のように命を懸けて作戦を行なっている訳でもありませんし、ゲーム中、音を出したことで死ぬことはありません。
それを考えるならばハンドサイン使用する必要はないでしょう。
大会でランク上位を目指すことでの、ゲーム時間をシビアに考える必要がある等といった場合には、ハンドサインを駆使していく必要性はありますが、趣味でサバゲーという限られた遊びであれば、声や言葉での意思疎通で十分であると言えます。
しかし、ハンドサインを大人のたしなみという目的で使用するのは悪くはありません。
サバゲーでもより本格的に近い動きや、リアリティというものを追求することはテンションがあがることでしょう。普段できない大人な遊びをサバゲーではする事が出来るのですから。
その中でも、サバゲーのゲーマーには本格的に追求する者も入れば、趣味の一環で楽しむ者もおられます。
ハンドサインにしても、「全ての種類を網羅し、駆使して使いこなせる者」や「ある程度の基本的なものを覚えて使える者」というように、差がでてくることがあります。
だからこそ、そこそこやほどほどといった形でのたしなみ程度に使用することが、大きな差を無くすことでき、楽しくハンドサインを使用できる近道になるでしょう。
サバゲーにおけるハンドサインの使い方と注意事項
ハンドサインの共有
実際にハンドサインを駆使して使うには、各種のハンドサインを覚えチーム内で 共有 しなければなりません。
元々ハンドサインは、軍や特集部隊、海外での警察機構が使用している ジェスチャー での情報伝達であり、それらを元に現在のサバゲーでは使用されています。
ハンドサインは難しい動作はあまり用いられておらず、簡易動作 でのジェスチャーで多く構成されています。
全てのハンドサイン見てみると、意味動作が多くあるので、サバゲーで全てを網羅し使い慣れるには時間が必要になります。
ハンドサインで基本的に使用するサインとすれば行動の指示や有無、味方や敵の位置情報、人数の伝達、作戦の決行や変更、役割分担の構成となっています。
まずはチーム内で共有しやすいもの、分かりやすい 単純明解 なハンドサインを覚え、使用すると良いでしょう。
共有しやすいハンドサインを選ぼう
上記でも述べたように、サバゲー使用されているハンドサインは、「軍や特集部隊、海外での警察機構が使用しているジェスチャーでの情報伝達」それをコピーしたものになります。
ですので、敵チームにもハンドサインを使用したく読める者がいた場合は、こちらが出したハンドサインを読まれてしまい、行動や作戦が バレてしまう かもしれません。
そこで、既存のハンドサインに頼らず、チーム内で オリジナル の、ハンドサインを作り共有することも一つの手です。
これにより、他のチームが見ても情報伝達の漏れを防ぐことが出来ます。
まずはチーム内で共有しやすいもの、分かりやすい単純明解なハンドサインを覚え、使用すると良いでしょう。
チーム内で共有でき、かつ伝達が出来ることが重要となってきます。
しかし、細かいハンドサインは情報伝達に難が出てきます。
ハンドサインは腕や手、指での動きで簡易的に表した情報伝達方法です。
したがって、細かい動作のハンドサインの構成は、情報伝達・及び情報交換が容易に行なうことが難しくなるでしょう。
また、類似したハンドサインがいくつもあることによっても、情報共有の面では混乱を招く可能性がありますので注意が必要です。
ハンドサインの注意事項
サバゲーのルール上、ヒットを受けて退場している最中に、仲間や味方チーム等に敵の居場所や戦況など、情報を伝えてはいけません。「頑張ってください」等の応援は良いかもしれませんが、基本は無言で立ち去ることが必須です。
その際に仲間に敵の位置情報や状況を教えてしまうのはルール違反です。
ハンドサインに至っても変わりません。
フィールド外に出る際には仲間にハンドサインを送ってはいけません。また、フィールドの外からハンドサインを送ってもいけません。
ハンドサイン伝達時の注意点
ハンドサインの使用と言うだけで、危険や注意は無いと感じるところですが、いくつかの諸注意があります。
まず、サバゲーで使用するにあたって、ハンドサインは相手を 不快 にさせてしまう場合があります。特に、外国人方には、日本では普段使っているジェスチャー等が侮辱に値する場合があります。
チーム内で構成したハンドサイン等はなおさら注意が必要です。
良かれと思って使用していたハンドサインが知らぬ間に、相手を傷つけていたり、不快させる場合がありますので、注意が必要です。
次に、ハンドサインを出す際は、遮蔽物から手や指だけを出して情報を送るのは避けておくことです。手や指だけを出してヒットを受けた場合、爪が割れることや、手の腱、筋を損傷する場合があります。
ですので、ハンドサインを出す際は、極力、遮蔽物の内で、チームで視認できる範囲で行なうことが重要です。同時に、最悪の事態を招かないように、グローブ、ゴーグル等は確実に装着しましょう。
サバゲーではゴーグルは必須ですが、グローブは必須では無いフィールドもあります。まずは確実な安全装備して臨むことです。誰しもがハンドサインを使用するにあたって、映画やゲームのワンシーンのようにカッコよくやってみたいものです。
しかし、そこまでのレベルには到底練習と熟知が必要です。なのでハンドサインを多く使用したいがために、周囲の状況確認や判断が遅れてしまうことになります。そうなれば、自分が気づかない間にヒットもらうことになるでしょう。
ハンドサインを使い始めの時は、そこまで多様することなく余裕をもって適度に使用することが良いです。
基本的なハンドサインを覚えてみよう
特定の部隊のにこだわっている人の多くは、その部隊の規定に沿ったハンドサインを使っている場合があります。また、その規定によってハンドサインは異なります。
ここではサバイバルゲームを主体とした場合のハンドサインの例を挙げます。
サバゲーのゲーマー全てがこのハンドサインを使っているワケではありません。
ハンドサインを使うサバゲーは色々な人が集まる遊びということもあり、教えなくても使えるレベルのサインにまで絞りこんで考えたほうが良いです。
・簡易的なハンドサイン一覧
<あなた>
<私>
<こっちに来い>
<ストップ>
<伏せろ>
サイン1:マーカーを指差す → 「味方だよ」
サイン2:指を揃えて横にする・指を揃えて、手そのもので指す → 「この方向に・・・」
サイン3:指を立てる(指の本数で表現) → 人数を表す
サイン4:親指を下に突き出す・方向指示のあと親指を立てて下に向ける → 「敵発見」
サイン5:親指を上に突き出す・方向指示のあと親指を立てて上に向ける
→ クリア(敵なし)・「味方が~」・了解した
サイン6:手で目の上を覆う → 状況不明・状況を教えて欲しい(手の平を外にしたほうが良いです)
サイン7:人差し指と中指を目に向ける → 注視(注意して見よ)
サイン8:手の平を水平に首元へ → 危険
サイン9:自分、あなたを指した後に、指をピストルの形にして敵に向ける。親指と人さし指が90度。
→ 撃て
その他にもたくさんのハンドサインがあります。
更に詳細的なハンドサインの意味や図の一覧を知りたい場合は、現在ネット上で「サバゲー、ハンドサイン」や「ハンドサイン、一覧」と検索すれば、多数の情報を得ることができます。
ネット上では、「アメリカ特殊部隊」「SWAT戦術的サイン」という図解の一覧があり、上記であげた以外の、更に詳しいハンドサインを見ることが出来ます。
また、動画サイトでは、ハンドサインの教習動画も見ることが出来ます。図解だけでははなく、ハンドサインの改定事項も見ることが出来ます。
最新の情報では、米陸軍は3月、「視覚信号(visual signal)」のマニュアルを改訂した情報がありました。
その視覚信号とは、手や腕を動かし、時として旗や、火工品、ケミカルライト(サイリウム)などを使用することで、音を発する事を抑え、視覚情報に頼って情報を伝えるコミュニケーション手段になります。
短距離において、事前に準備されたメッセージを迅速に相手に伝えることができます。
その一方で、視界不良の際に相手への伝達に不安が残ることや、意図しない受け止められ方による誤解、第三者によって傍受が容易であること、武器携行時に手を取られるなど、ジェスチャーを交えるその特性上、幾つかのデメリットを持ち合わせていることから、状況に応じた利用が求められています。
3月18日に作成された、全94ページに渡る資料の中で、歩兵展開用、地上車輌用、航空機用と大きく分けて3つの分類で紹介されています。
マニュアルはPDFファイル等で出回っており、興味のある方は閲覧してみると良いでしょう。
ハンドサインを駆使して楽しいサバゲーライフを
今回はサバゲーに使うハンドサインについてご紹介しました。
まとめると、正直サバゲーでハンドサインが必要であるかと言えば、必ずしも必要とは言えません。
しかし、サバゲーで使用することで「戦術的な優位性やアドバンテージが広がる」・「迅速的な情報伝達できる」と言えます。その際にはハンドサインを、使用するチーム内で覚えなければなりません。
またチームオリジナルのハンドサインを作っても良いですが、あまり複雑にしないことです。
しかし、大人の遊びを追及する上で、たしなむといった心で楽しむことが重要です。
そういった意味では、ハンドサインをある程度に覚え、格好良く使いこなすとは、本物の軍隊のような雰囲気が出て更なる楽しみとなるでしょう。
言い換えれば、メンバーの意見を汲み取り、ほどほどにゲームとして遊びとして、皆が楽しめるように心がけることが重要です。
サバゲーは自由な遊びであり、ゲームの勝敗よりも、過程を試行錯誤したほうが楽しめる1歩に繋がるはずです。
ただ打ち合うだけでは物足りなくなってきた、という方は、ぜひハンドサインを駆使した作戦や戦術を考えて、サバゲーの奥深さというものを追求し、
自分にあったサバゲーライフを見つけていければ良いでしょう。
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