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自分がプレイしているサバゲーの動画を撮ってみたい!というサバゲーマーの方も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ撮影しようにも、「サバゲーにはどのようなカメラが向くのか?」「取り付け方は?」などなど様々な疑問が浮かんでくるかと思います。
そこで今回は、これからサバゲー用のカメラを買おうとしているサバゲーマーの皆さん向けに、カメラの選び方から撮影の方法まで、一挙にご紹介します。
この記事の目次
サバゲー向けカメラの種類とは?
一般的にサバゲー向けカメラとして用いられるのは、 「アクションカメラ」や「ウェアラブルカメラ」です。
これらは一般的に小型軽量で、体に装着して撮影を行います。
そのため、スポーツなど激しい運動を行う際に、両手を塞ぐことなく動画を撮影することができます。
また、カメラを体に装着することから、一人称視点に近い目線で動画を撮影することができ、非常に臨場感のある動画に仕上げることができるのです。
「邪魔にならない」、「臨場感溢れる動画が撮れる」という理由から、「アクションカメラ」や「ウェアラブルカメラ」はサバゲー撮影にもちょうど良いと言えるでしょう。
しかし、サバゲーはBB弾を用いて人同士が撃ち合いをするという遊びです。
そのため、 カメラを選ぶ際には他のスポーツとは違った点に気を配る必要があることにも注意してください。
サバゲー向けカメラの選び方
サバゲー向けカメラを選ぶ際に特に重要なのは、 「コンパクトさ」、「手振れ補正機能」、「耐衝撃性」、「バッテリー容量」の4点です。
「アクションカメラ」や「ウェアラブルカメラ」であることを前提に、その理由を一つずつ見ていきましょう。
カメラのコンパクトさ
まず一番に大切なのはカメラの「コンパクトさ」でしょう。
エアガンやヘルメットに装着するというサバゲー向けカメラの特性上、サイズがあまりに大きいと動きが制限されてしまいます。
もちろん、アクションカメラやウェアラブルカメラといったタイプのカメラは、もともとスポーツを行う際に「両手を塞がずに撮影できること」を念頭に設計されているため、ある程度コンパクトではあります。
しかし、ものによってはヘルメットと干渉してしまったり、エアガン自体に装着するには大きすぎて照準を阻害してしまう可能性があります。
また、あまりにも大きいカメラを装着していると、 相手チームに見つかってしまうことや被弾してしまうことも増えるでしょう。
せっかく迷彩服を着込んで被発見率を下げる努力をしていても、カメラのせいで見つかってしまったり、カメラが大きすぎるために被弾面積が広がってしまっては、サバゲーマーとしては本末転倒です。
そのため、 できるだけサイズの小さいコンパクトなものを選ぶことが重要です。
カメラの耐久性
次に重視すべきなのはカメラの「耐久性」です。
走ったり、撃ち合ったりと、サバゲーは基本的に激しい動きを伴います。
ゲーム中、カメラを障害物にぶつけてしまうことも十分あり得ますし、屋外のフィールドでは水塗れや泥跳ねなどの心配もあります。
また何よりもBB弾を被弾する可能性を考慮すると、 耐衝撃性や防水・防塵性が高い丈夫なものを選ぶべきでしょう。
ただし、カメラ本体の造りが頑丈でも、レンズ自体は守られていません。
BB弾が当たれば簡単に破損してしまうため、ドットサイトやホロサイトを保護するのと同じように、レンズ保護用のポリカーボネイト板などを用意すると良いでしょう。
カメラの手振れ補正機能
3点目はカメラの「手振れ補正機能」です。
「耐衝撃性」とも重なる点ではありますが、サバゲーの激しい動きをしっかり撮影するには、ある程度の手振れ補正機能が必要になってきます。
手振れ補正機能が乏しいカメラだと、揺れや衝撃で画面がぶれてしまい、まともに動画が撮影できない可能性があります。
カメラのバッテリー容量
4点目はカメラの「バッテリー容量」です。
少なくとも1ゲーム分は撮っておきたいというのがサバゲーマーの方々の欲するところでしょう。
性能は良くてもバッテリーの持ちが悪ければ、肝心のシーンが撮れていなかった、ということにもなりかねません。
バッテリーの容量が十分にあるカメラを選ぶことが大切です。
以上4点が、サバゲー向けの「アクションカメラ」、「ウェアラブルカメラ」の選ぶ際の重要なポイントとなります。
サバゲーという、他のスポーツとは少し異なった環境で用いるため、注意すべきことも変わってきます。
これらの点に注意して、サバゲー用のカメラを選んでみてください。
サバゲー向けカメラの取り付け方
次に、サバゲー向けカメラの取り付け方について説明します。
代表的なのは、「ヘルメットへの取り付け」と「エアガンへの取り付け」の2つでしょう。
ヘルメットへの取り付け
まずはヘルメットへのカメラの取り付け方についてです。
この方法は一般的なもので、多くのサバゲーマーの方々が取り入れています。
ヘルメットに付いているナイトビジョンマウントやサイドレールに、カメラを固定し動画を撮影します。
この方法の最大のメリットは、サバゲーマーの視点に近い自然な動画が撮影できることでしょう。
アクションカメラやウェアラブルカメラの「臨場感のある動画が撮れる」という利点を最大限に活かすことができます。
注意点すべき点としては、 ヘルメットのレールなどにそのままカメラを取り付けることができない、ということです。
ヘルメットへの装着を可能にするアダプターなどのアクセサリー類を別途購入する必要があります。
また、カメラの形状によってはヘルメットと干渉してしまうこともあるため、お使いのヘルメットと購入を検討しているカメラのサイズや形状は入念に調べることをおすすめします。
エアガンへの取り付け
次にご紹介する取り付け方は、エアガンに直接装着するというものです。
この取り付け方のメリットは、「スナイパーライフルのスコープ視点」や、「FPSをしているかのような視点」で動画を撮影できることです。
また、 取り付け自体が非常に簡単であることもメリットのひとつでしょう。
ピカティニーレールが付いているエアガンであれば、カメラのオプションパーツを用いることで簡単に装着することができます。
一方で大きなデメリットもあります。
エアガンが向いている方向しか撮影できないことです。
つまり、もし射撃位置の移動中にエアガンを下に向けていれば、その間は地面しか映すことができないのです。
ゲーム中はFPSのように常にエアガンを前方に向けるわけにもいきませんから、エアガンにだけカメラを取り付けてゲームすべての様子を収める、というのは難しいでしょう。
カメラの固定方については主に上記2つとなりますが、まずはヘルメットへの取り付けをすると良いでしょう。
最低限このカメラさえあれば、ゲーム展開が分かりやすく、動画を見る側の人間からしても自然なもので、かつ臨場感を味わうことができます。
それだけでは足りない、という方は、ヘルメットに付け足す形で、エアガンへの取り付けも行うと良いでしょう。
動画を編集し、適宜エアガン側の映像を流すという手法をとれば、視聴者もより楽しめる動画が完成するはずです。
サバゲー向けカメラを用いた動画撮影方法
では実際に撮影する際の方法についてです。
基本的に上記で紹介したヘルメットへのカメラの取り付けで、ゲーム全体の流れを撮影することができます。
カメラにもよりますが基本的にはゲーム開始時に録画ボタンを押し、1ゲームが終わってから、またはヒットしてしまってから再度録画ボタンを押して撮影終了という流れが基本になるでしょう。
慣れてきたら、エアガンにもカメラを取り付け、ガンカメラの映像とヘルメットカメラの映像を合わせて動画を作成すると良いでしょう。
サバゲーで使えるカメラおすすめ5選
それでは、以上の点を踏まえ、おすすめのサバゲー向けカメラを5つご紹介します。
SONY HDR-AS300
- 記録画素数約1,200万画素相当の高画質な静止画を撮影可能
- フルハイビジョン/60p撮影に対応
- XAVC Sフォーマットで約50Mbpsのハイビットレート記録が可能
縦83mm、横29mm、高さ47mmと、カメラ自体が細長くコンパクトで、ヘッドサイドやエアガンに搭載しても邪魔になりません。
耐久性を考慮して防水ハウジングを使用することをおすすめしますが、装着後もコンパクトさは維持してくれます。
そして、このカメラ一番の特徴は、 空間光学ブレ補正機構が付いていることです。
多くのアクションカメラに搭載されている電子式手ブレ補正と違い、レンズユニット全体を揺れに合わせて動かすため、画面のブレを大幅に抑制することができます。サバゲーの様子を動画に収める際には、激しい動きやエアガンを構えながら歩いて移動する際特有の画面の揺れが生じてしまいますが、この機構によってそうした動きを気にすることなく撮影できるのです。
また、バッテリー駆動時間についても申し分なく、フルHDで125分の連続撮影が可能です。
これだけあれば、ルールにもよるでしょうが、まず1ゲーム丸々撮りきることができない、ということはないでしょう。
唯一の欠点としては、本体カラーがホワイトしかないことです。
そのまま使用すると多少目立ってしまうため、本体の保護も兼ねてカモフラテープなどを巻くと良いでしょう。
MUSON MC2 Pro1
- 驚異のハイコスパ・高画質4K・手ぶれ補正搭載
- 170度の広角レンズ
- 30m防水対応・多機能撮影・待望の外部マイク対応
とにかくコスパの良いものを選びたい方におすすめなのがこちらのカメラです。
アクションカメラやウェアラブルカメラの価格帯は2~5万円と、どうしても高くついてしまうものですが、こちらのカメラは1万円以下で購入でき、性能も十分にあり、かなりコスパは最高です。
サイズは縦59.3mm、横24.6mm、高さ41.1mmとかなりコンパクトで、防水ハウジングも付属しており耐久性も十分です。
電子式ではありますが、手ブレ補正機能もついており、ブレの対策は万全です。
また、バッテリー駆動時間については、スペック上最大画質の4K30fpsで2時間あり、1ゲーム丸々撮影する上では問題ないでしょう。
さらに、ヘルメットやピカティニーレールへの装着も想定した各種アクセサリーも付属しており、これ1つで撮影の準備が整ってしまうことも、この商品の魅力の1つです。
GoPro HERO6
- QuikStories対応。映像を自動でスマートフォンに送信、ビデオを作成
- 4K60 と 1080p240 で撮影可能でこれまでにない最高画質を実現
- 優れた耐久性と防水性でハウジングなしでも10mまで防水機能を発揮
アクションカメラの先駆けであるGoPro。
サバゲーにももちろん持って行くことができます。
縦62mm、横44mm、奥行き33mmと十分なコンパクトさを持っています。
耐久性も素晴らしく、防水ハウジングを使用しなくても10mまで耐えられるという強力な防水仕様。
カメラによっては防水ハウジングを装着してしまうと音が聞こえづらくなってしまうため、防水ハウジングをつける必要がないというのは大変魅力的です。
なお、別売りの防水ハウジングを購入することもできますが、これだけの防水性能があれば、サバゲーをする上ではわざわざ買う必要もないでしょう。
電子式の手ブレ補正機能も備え、前作であるHERO 5 からかなりパワーアップしており、サバゲーで使用する際も、バッチリ画面の揺れを抑えてくれます。
バッテリー容量も十分で、最高画質の4K60fpsで連続撮影70分となっており、1ゲーム丸々撮影する分には問題ないでしょう。
しかし、GoProはアクションカメラ界の老舗とも言えるため、価格の高さが難点になってきます。
しかい、実はHERO 6の次のモデルであるHERO 7が発売されたため、型落ちとなったHERO 6は発売当初よりも2万円ほど安く購入することができます。
高性能で人気のあるGoProがかなり安く買えるのは魅力的です。
Panasonic HX-A1H
- 外形寸法:高2.6×幅2.6×奥行8.31cm
- 本体質量/使用時質量:約45g/約45g(microSDカード含む)
- 撮像素子:1/3型 MOS固体撮像素子
- 有効画素数 動画時:287万/静止画時:266万
- 防水/防塵適合規格:IP68
- 防水性能保証水深/防水性能保証浸水時間:1.5m/30分
- 耐衝撃性能:1.5m(MIL-STD 810F Method 516.5-Shock準拠)
本商品は長さ83.1mm、幅26mmと非常に細長く、特にヘッドサイドへの装着に向いています。
ヘッドマウントが付属するので、ヘルメットがなくても臨場感のある動画を撮影することができます。
防水性や防塵性に関しても十分な性能があり、バッテリー駆動時間は通常75分、オプションの拡張バッテリーで90分まで撮影可能と、サバゲー向けカメラとしての使用には問題ありません。
また、暗闇撮影機能が搭載されているのも、このカメラの魅力の1つです。
0ルクス以下の光源がない環境でも撮影が可能であるため、曇天時や、やや暗くなってきた時間帯のゲームでも問題なく使用することができます。
サバゲーにおけるカメラまとめ
サバゲー向けのカメラについて、「コンパクトさ」「耐久性」「手ブレ補正機能」「バッテリー容量」の4点を重視し紹介しました。
サバゲー向けのカメラに最適なアクションカメラやウェアラブルカメラは、多少値段の張るものが多いですが、サバゲーマーの皆様のゲームでの様子をバッチリ記録に収めてくれることに間違いありません。
この記事を参考に、ぜひサバゲー向けのカメラを揃え、フィールドに向かってください。
それでは良いサバゲーライフを!