サバゲーで服といえば、戦闘のイメージから軍隊が着用している「迷彩服」を思い浮かべる方も多いと思います。
サバゲーにおいて迷彩服を着る理由としては、見た目がカッコイイということもありますが、少しでも相手にバレにくくする効果もあります。
また一言で「迷彩服」といっても幅は広く、BDU(Battle dress uniform:戦闘に適した服)以外にも、サバゲーに使われる「迷彩」は装備品や柄など、様々な種類があります。
そこで今回は、サバゲーにおける「迷彩」についてお話します。
この記事の目次
サバゲー×迷彩服=定番だけど、理にかなっている!
サバゲーで少しでも相手から見つかりにくくするために、迷彩服(BDU)は有効です。
ですが、溶け込みたい周りの風景に合わせて迷彩服の柄を選ぶ必要があります。
というのも迷彩服の柄はどんどん増え続けており、軍にBDUを下ろしているメーカーが研究開発を続けています。
すべてご紹介することはできませんが、迷彩服(BDU)に使用されている迷彩柄の名前と特徴をご紹介します。
参考として各迷彩柄の画像を表示していますが、同じ迷彩柄の名前であっても軍隊によって迷彩パターンは異なります。
ウッドランド迷彩
迷彩柄でもっともポピュラーな柄です。
「土や木の幹の色」と「緑の葉の色」とのバランスがいいです。
マルチカム迷彩
さまざまな地形に対応できる万能性が特徴です。
茶色を基調色とし、緑色へのグラデーションになっている他、ピンク色も点在し、見る角度によって緑色や茶色に見えます。
マルチカムについては、少し注意が必要なため、後で詳しく説明します。
デジタル(ピクセル)迷彩
迷彩のパターンが四角形のドットで配置されています。
デザート迷彩
砂漠に適した迷彩の配色で構成されています。
乾燥した砂のフィールドや木材その物がむき出しの障害物があるフィールドでは見つかりにくくしてくれます。
ただ、緑の木々が生い茂るフィールドでは、目立つので注意が必要です。
クリプテック迷彩
クリプテックとは、アメリカのタクティカルブランドの名前です。
そのクリプテック社が独自に開発した迷彩柄をまとめて「クリプテック迷彩」と呼んでいます。
現在は11種類の迷彩柄が展開されており、クリプテック迷彩の人気にあやかって、クリプテック社以外のメーカーがその迷彩柄を真似して販売しているのが現状です。
クリプテック迷彩は3D迷彩とも呼ばれ、手前に見える模様と奥に言える模様が重なっているように迷彩柄が構成されています。
そのため、高い迷彩効果があると言われています。
クリプテック迷彩の中でもポピュラーなのが、「マンドレイク迷彩」です。
また、「ハイランダー迷彩」
さらに、「タイフィン迷彩」
も最近は人気が高まってきています。
クリプテック迷彩はとても独特な迷彩のため、人と違った迷彩服を着たい方にはおすすめです。
一味違ってかっこいいです!
まだ他にもありますが、比較的人気があり、よく見られる5つの迷彩柄についてご紹介しました。使うシーンに合わせて迷彩柄を選べると理想的ですね!
サバゲーで大活躍の「マルチカム」柄の迷彩服にはちょっと注意を
「マルチカム柄の使い方に注意して!」ということを言いたいのではなく、購入時に柄をよく見て気を付けてください、ということです。
最近では、マルチカム柄がサバゲーの装備や迷彩服に使われることが多くなりました。
しかし、「マルチカム」と一言でいっても、実は3つのバージョンがあるように思われていることがあるため、迷彩服も装備も「マルチカム」柄で揃えたけど、実際に合わせると、「なんか違う…むしろ全然違う!」なんてことが起こり得てしまいます。
少しマニアックな話をしますので、「よく分からない!」という方は、「真のマルチカム迷彩はOEFCPバージョンだ!」と覚えておいてください。
それでは、少しアメリカ陸軍の話になります。
アメリカ軍はこれまでにBDU(Battle Dress Uniform)とDCU(Desert Camouflage Uniform)などの迷彩服を軍隊の戦闘服として使用してきました。
2005年からACU(Army Combat Uniform)の新しいものを配備しようということで、新採用の迷彩柄構想が立ち上がったわけです。
そのACUを新しく配備するにあたり、いくつかの迷彩柄が用意され、2005年に正式採用されたのはUCP(Universal Camouflage Patten)という柄でした。
ところが、アメリカ陸軍の中では悪評で、アフガニスタンにおける作戦でより効果の高い戦闘服の選定が始まり、その時(2010年)に採用されたのがOEFCP(Operation Enduring Freedom Camouflage Pattern)でした。
そして、このOEFCPがマルチカムと呼ばれる迷彩柄になります。
本来、そのパターンを作ったクライ社は「スコーピオン」と名付けていましたが、最初のACU選定に敗北したため、改良を加え、名前を「マルチカム」に変えて民間に販売したため、「マルチカム」の名前が普及しています。
最後に、OCP(Operational Camouflage Pattern)という柄は、マルチカムの改良型になり、2014年にアメリカ陸軍に採用されました。
では、なぜマルチカム迷彩に注意をするか、それは柄が似ていることにあります。
UCP
OEFCP
OCP
比べてみると、配色は違えど、どことなく描かれた模様は似ています。
そのためか、BDUや装備を販売する業者さんが間違えてしまうことがあるようです。
察しが付くと思いますが、私は見事に間違えられました。
マルチカムで揃えたのに、来たのはOEFCPのタクティカルベストとOCPのマガジンポーチでした。
同じ業者から購入したのですが・・・。
よく画像を見てみなさんは購入してくださいね!
サバゲーの迷彩服はセットが基本。崩しテクニックもおすすめだけど、サバゲーの迷彩服はやはり上下セットの物を着用するのが通常です。
相手から見つかる可能性を極力下げるのに有効だからです。
ですが、最近では、サバゲー自体を楽しみつつ、ファッションも楽しむサバゲーマーも増えてきました。
女性よりも男性の方が、サバゲー人口が多いため、男性が上下セットの迷彩服を着る割合は高いですが、上下セットではなく、一部に迷彩服を取り入れた「崩しテクニック」のような着こなしをする人が増えてきました。
また、女性はお洒落に敏感な人が多いためか、崩しテクニックで迷彩服を楽しむ人の割合が多いように感じます。
ふと考えると、この一部に迷彩服を入れるのは、サバゲーシーンだけでなく、普段使いの洋服として一般的に使われるようになってきました。
洋服屋を見ていると、カーゴパンツやスウェットパンツ、Tシャツ、パーカー、ブルゾン、ウィンドブレイカーなど、簡単に迷彩服を手に入れられるようになりました。
そのため、サバゲーだけのために迷彩服を着るのではなく、普段使いにもできる感覚でそのままサバゲーに!といった方もいるように思います。
市場に迷彩服が多く出回るのは、選択の幅が広がり、嬉しい限りです。
サバゲーだけじゃない!迷彩服は一般的なものに
最近では、女性だけでなく子供も迷彩服を身に付けているのを見かけます。
男性から女性、女性から子供へと広がっていった、迷彩服もしくはカモフラ―ジュ柄の市場拡大には驚きました。
メンズ、レディース、キッズのどの売り場でも迷彩服を目にします。
さらに言うと、タクティカルとは全く関係のない、スポーツ用品店や作業服店でも見かけるようになりました。
一言に迷彩服やカモフラージュ柄といっても、その中で個性を出しているメーカーが増えてきました。
タクティカルではなく、ファッション目的で作られた迷彩柄に名前は特につけられていませんが、よく見ると面白いです。
子供服では、動物たちがいろんな色で配置されていたり、ブランドキャラクターが色んな色や大きさで配置されていたりするなど、デザイナーの工夫を楽しむことができます。
BDUとしての迷彩服は、メンズ向けのサイズ展開が大半をしめますが、この迷彩服市場の拡大により、レディースサイズやキッズサイズの迷彩服を手に入れることができ、体に合ったものを選べるようになったこともいいですね。
迷彩服は服だけでなく装備でも楽しめる
迷彩服を上下で合わせても、一部に使っても、装備に迷彩柄を取り入れることがおすすめです。
帽子、シューズ、ベルト、グローブ、ベスト、ポーチ等、装備の種類はたくさんあります。
ましてや、迷彩柄も違うため、数えきれないほど迷彩服の装備が存在します。
※サバゲーの装備について詳しく知りたい方は、ファッションのページをご覧ください。
そこで、どう装備を合わせればいいのか迷われる方がいると思うので、3つ提案をします。
合わせるならとことん合わせよう!
これは、迷彩服を上下セットで着用する方向けです。
かっこいい迷彩服の上下セットでばっちりフィールドに溶け込んで!・・・
でもブーツやグローブは真っ黒。意外と気になります。
最初に説明した迷彩服(一部を除く)には黒色があまり使われていません。
そのためか、迷彩服が多く見えているのに黒い部分があると、意外にも目立ってしまいます。
迷彩服をせっかく上下セットであわせたのであれば、モスグリーンやベージュ、カーキ色等、迷彩服に使われている色を選ぶことをおすすめします。
もちろん、迷彩服と全く同じ柄であれば、なおよしです!
一部使いなら交互に使う!
バランスのとれた迷彩を配置したいのであれば、交互に「迷彩服」と「迷彩服でないもの」を着用するとかっこいいと思います。
ボトムスが迷彩服であれば、トップスは無地のもの。
トップスが無地であれば、グローブとキャップ、ベストは迷彩もの。
ボトムスが迷彩服であれば、シューズは無地のもの。
という風に迷彩服と無地を配置するととてもバランスを整えられます。
本当に一部ならボトムスだけ!もしくはボトムスとキャップだけ!
この組み合わせも、配色のバランスがよくかっこいいです!
まさに普段使いをそのままサバゲーに適用した形ですが…
サバゲーにおける迷彩服について まとめ
長々と迷彩服についてお話してきましたが、すっきりとまとめます!
- 迷彩服には柄(カモフラージュパターン)が数多くあるので、使うシーンを考えて買う。
- 迷彩柄は名前を参考にしつつ、よく見て柄を合わせる。
- 迷彩の市場拡大により迷彩服の入手は簡単。
- 迷彩服はセットで着ても良し、一部で着ても良し!
- 迷彩服だけでなく、装備でも楽しむ。
以上、迷彩服についてお話させて頂きました。
是非自分に合った服装・装備品を見つけてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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