様々な種類のエアガンが出回り始めている昨今のエアガン業界で、主に売り上げを伸ばしているのが「電動ガン」と「ガスガン」と言われています。
理由の一つとして挙げられるのが、サバゲーの普及とそれに伴ってリアル志向のサバゲーマーが増え始めてきたことだと考えられます。
でも実際に電動ガンとガスガンを比較してみたところでどの部分でどのぐらい差がついているのでしょうか?
今回は電動ガンとガスガンの各メリットデメリットからお値段や維持費まで深く掘り下げて説明していこうと思います。
この記事の目次
実はかなり違う?ガスガンと電動ガンのメリットデメリット
サバゲーマーが主に使う種類のエアガンとして電動ガンが挙げられますが、最近ではガスライフルやガスショットガンなど、ガスによる発射方式を採用したエアガンが多く出回り始め、多くのユーザーがガスガンを持ち始めています。
だからと言って電動ガンが劣ることはなく、日々新商品や新システムの導入に力を注いでいます。
ここではそんなガスガンと電動ガンのメリットとデメリットについて書いていこうと思います。
ガスガンのメリット
- 動きが本物に近い
- 本物と近いギミック
- メンテナンスが楽
- 動力源の準備が楽
ガスガンのデメリット
- マガジンを温める必要がある
- 連射し続けると性能が下がる
- ガス缶一本が地味に高価
- マガジンが高価
ガスガンのメリットとして挙げられるのは使用した際のリアリティの高さが多く、他にはメンテナンス時のテイクダウン方法や、バッテリーのように充電する必要のない動力源など、すぐゲームに参加できるいわゆる「即戦力」としての能力が高いです。
リコイルやリリースボタンの可動ギミックなどの本物に近い動きは、ミリタリーファンの方にとってはもはやたまらないガスガンの機能とも言えます。
逆にガスガンのデメリットとして挙げられるのが、ガスの耐久性のなさです。
ガスガンは電動ガンと比べると連射能力が低く、数秒撃ち続けるとすぐにマガジンが冷えて飛距離や初速が大幅に低下してしまいます。
マガジンが温まりやすい夏場などでは大いに活躍しますが、気温の低い冬や春などではすぐにマガジンが冷えてしまうので、セミオートでの射撃がメインになってしまいます。
その点では、ガスガンは火力不足ともいえるかもしれません。
では電動ガンはどうでしょうか?
電動ガンのメリット
- 高い連射性能
- 長時間の射撃が可能
- 安定した火力
- 高い制圧火力
電動ガンのデメリット
- メンテナンスに手間がかかる
- バッテリーを充電しなければいけない
- 不具合が起きやすい
- 弾の消費が激しい
電動ガンのメリットとしては高い連射力によって生み出される制圧力とバッテリーによる長時間稼働などが挙げられます。
バッテリーはサバゲー前日などにしっかり充電しておけば丸一日ほどは余裕で持ちますので、ガスガンのように毎度毎度補給する手間は必要ありません。
そして撃ち続けても動力源が大きく消耗することがないので、高い火力を継続して維持することができます。
逆に電動ガンのデメリットとしては、メンテナンスの難しさや不具合の起きやすさなどが挙げられます。
電動ガンはエアガンの中で最も繊細な構造をしているので、ギアの1つが破損しただけでも動かなくなってしまいます。
また、弾の消費が激しく、特に秒間の発射サイクルが早いものですと一日で1000発ぐらいは一瞬で消費してしまいます。
BB弾は消耗品ですので撃ってなんぼのところではありますが、決して安くはありませんのでトリガーとお財布とよく相談しながら撃つようにすると良いでしょう。
これは人にもよりますが、電動ガンのバッテリーをサバゲー前日に充電し忘れてしまい、充電が完了するまでゲームに参加できなかった・・・なんて事例もよくあります。
サバゲー前日もしくは当日はバッテリーの充電を忘れないようにしましょう。
ガスガンと電動ガンのメリットとデメリットを比べてみましたが、正直なところ取り扱いが容易なのは電動ガンの方ではないかなと思います。
ガスガンももちろん素敵なのですが、ガスガンの継続火力の低さと安定性のなさを見ると多少メンテナンスに手間がかかっても電動ガンの方が扱いやすいかと考えられます。
ガスガンはエアガンの扱いに慣れてきてからでも全然遅くはないでしょう。
どのぐらい差が出るの?ガスガンVS電動ガンの初速度を比較!
ガスガン・電動ガンどちらにおいても初速は弾道や射線を気にするサバゲーマーにとってとても重要な点だと思います。
高い初速から更なるカスタムにつなげることもできますし、素早い立ち回りを実現しやすくなるためです。
電動ガンの基本初速はおよそ85m/sほど。30m先のターゲットに1.5秒後ほどで到達する速度です。
これは年中変わることなく、変わるとすれば弾を軽くしたり内部にカスタムを施したりした時です。
逆にガスガンはガスタンク内の温度がそのまま性能に直結するため、夏場であればキレのいいセミ・フル射撃と平均90m/s越えの高いパフォーマンスを実現できますが、気温の低い時期や冬場になるとガスタンク内の温度も低くなりやすいので射撃のキレも低くなり、初速が70m/sぐらいまで落ちる場合もあります。
こうして考えると同じ性能を維持できる電動ガンの方が、ガスガンより年中サバゲーを楽しむにはうってつけなのかもしれません。
逆にガスガンは持ってきたガス缶の分は撃てるので、ガスガンは夏場や気温の高い時期などに最適です。
種類によって変わる?ガスガンVS電動ガンの耐久性を比較!
エアガンの種類によって外部の構造にも大きく差が出るのかは気になるところです。
最近ではフルメタルや金属パーツを多く使ったエアガンが多く出回っているので、種類によって外装の耐久性が大きく異なるといったことほぼありません。
逆に発射システムが根本的に異なるガスガンと電動ガンでは消耗する内部パーツが大きく異なります。
電動ガンはバッテリーで内部のメカボックスを連続かつ高いサイクルで動かしているので、ギヤと呼ばれる歯車やモーターなどが消耗しやすくなります。
もし内部のパーツが破損してしまうと芋づる式にすべてのパーツが動かなくなってしまうこともあるため、6000発ほど(3日ほど)使ったらテイクダウンしてメンテナンスを行うようにしましょう。
ガスガンは強いリコイルと引き換えに、弾を送り出すチャンバー部分が傷つきやすくなっています。
このチャンバーが破損してしまうと、弾がまっすぐ前に送り出せずに右や左へカーブしたり、最悪の場合中で弾が割れて詰まってしまったりする可能性もあります。
ガスガンは基本的にテイクダウンが容易なので、1ゲーム使ったらその都度テイクダウンして、ヒビなどが入っていないかを確認しましょう。
もしチャンバーに変な凹凸を感じた場合はマガジンを抜いて使用を中止しましょう
エアガン全体の耐久度ではなく部品一つ一つの耐久度として考えると、ガスガンこそ毎回の消耗は大きいものの、電動ガンのようにある日突然壊れたりするようなことはないので、耐久性はガスガンの方が高いかと思われます。
どっちが速射に向いている?ガスガンVS電動ガンのレスポンスを比較!
動力源が大きく異なるガスガンと電動ガンではレスポンスにどれぐらいの差が出るのでしょうか?
電動ガンはバッテリーで稼働するため、常にモーターや導線に待機電力が流れ込んでいます。
そのため、トリガーを引いた際のレスポンスも素直で素早いものが多いです。
最近ではトリガーレスポンスを極限まで短くするため、電磁弁によるトリガー接触、通称「電子トリガー」を採用している電動ガンも出回るようになり、それに合わせて通常のトリガーよりも力の伝達が早いストレートプルトリガーと呼ばれる直線状のトリガーも併せて販売されるようになりました。
逆にガスガンはマガジン内やガスタンクから温められて膨張したガスが勢いよくチャンバーに流れ込むことで弾を発射します。
気温が高い時は内部のガスが膨張しやすいのでレスポンスもある程度は高くなりますが、気温が低いと内部ガスが膨張しきれず、生ガスとして噴き出してしまい、レスポンスや初速が大きく低下します。
ガスガンが電動ガンと比べて大きく違うところは、ガスガンの方が発射までに1ステップ踏む必要があるという事です。
電動ガンのメカボックスがいつでも動けるように常に電力が待機している状態なのに対し、ガスガンはトリガーを引いたときのみしかガスが放出されないため、ガスがBB弾を押すまでに時間がかかります。
そのため、レスポンスではガスガンは電動ガンに比べるとどうしても劣りがちです。
パーツが壊れた時の対処法は?ガスガンVS電動ガンでメンテナンスの方法を比較!
ガスガンや電動ガンにかかわらず、どんなにパーツが頑丈であるとはいえいつかは必ずガタが来てしまうものです。
高速で弾を発射し続けるガスガンや電動ガンは他のジャンルのエアガンに比べてパーツの消耗が激しいです。
ここではガスガンと電動ガンのメンテナンス方法について細かく比較していきましょう。
ガスガンのメンテナンス方法
まずガスガンです。
ガスガンで最も消耗しやすい部分は先ほども記述した通り、空気を送り出すチャンバーの部分です。
ガスガンはブローバックの機能も兼ね備えているものが多いので、その分パーツにかかる負荷も大きくなります。
もし弾道が突然おかしくなったり、弾が出なくなったりとチャンバーが破損したような症状が出始めたら、ロックピンを外してアッパーフレームトロワーフレームに分解しましょう。
分解したらチャンバーのBB弾に触れる部分をライトなどでよく照らしながらヒビや割れがないかを念入りに探します。
もしヒビや割れが見つかった場合はチャンバー一式を取り外し、新しいパーツに交換しましょう。
間違っても割れてしまったパーツは使わないようにしましょう。
チャンバーが破損した際にかかる修理費用は、長物系であれば5,000円ほど、ハンドガンなどであれば3,000円ほどを目安に考えると良いでしょう。
電動ガンのメンテナンス方法
電動ガンの場合は最も消耗しやすい部分はギヤの部分です。
激しい回転やキレのあるセミ・フル射撃、それを重ねていくうちに内部のギヤにはとてつもない負荷がかかっていきます。
そしてある日突然ゲーム中にバキッという鈍い音とともに動かなくなってしまう、いわば「心筋梗塞」のようなものを発症してしまいます。
こうなってしまうと処理が大変で、ネジを外してテイクダウンした後折れたギヤの歯をメカボックスから探し出さなければいけません。
当然ギヤが小さければその分歯が小さくなるのでより探しにくくなります。
放っておくと新しいギヤを組み込んだ後も別の部分に破片が飛んでまた発症・・・なんてことも十分あり得ます。
そうならないためにも、3日ほどゲームに使用した後はテイクダウンして内部のメカボックスをしっかり点検しておきましょう。
もし劣化がみられないようであっても確実に消耗はしているので、予備のパーツを準備しておくといざというときも心配ありません。
メカボックスの内部一式が破損したときのことも考え、修理費用は7000~8000円ほどを想定しておくと良いでしょう。
メンテナンスの費用の面で考えると、ガスガンより電動ガンの方が費用はやや高めですが、どのみち修理するのには同じぐらいの時間がかかるため、メンテナンス全般を考慮するとガスガンも電動ガンも同じぐらいの手間暇がかかります。
財布に負荷を掛けたくない!ガスガンVS電動ガンで維持費と値段を徹底比較!
ガスガンや電動ガンはエアガンの中でも構造が複雑になっており、その分値段も高騰しがちです。
電動ガン本体は最低でも1万円ほどから最高で15万円までの価格幅があります。
もちろんカスタムパーツやオプションサプライでも金額は上昇するので、ここではあくまで新品の状態での価格幅で考えています。
カスタムパーツは多種多様で、単価が安いギヤや超高性能な次世代電子トリガーまで存在します。
値段も300~3万円までと広く、無論しっかりと投資をすればその分電動ガンは応えてくれます。
ガスガンは本体価格が高く設定されており安くても2万5,000円が最低ライン、最高で20万円を超える代物あるんだとか。
しかしガスガンの内部カスタムパーツは電動ガンと比べるとやはり少なく、どちらかというとオプションサプライである予備マガジンに多く費用が掛かります。
ガスガンは電動ガンと比べるとマガジンの価格が高騰しており、電動ガンで一本最安価1,000円ほどのところ、ガスガンは4,000円ほどかかります。
そのため、予備マガジンを3本買うだけで軽く1万円はかかってしまうんです。
動力源であるガス缶も一本1,700円ほどと安くはないので、維持費の面で見ると電動ガンよりガスガンの方がやや高いです。
共通している光学サイトやグリップ、サイレンサーなどのアタッチメント系のアイテムはガスガンと電動ガンで分かれることはないので、電動ガンからガスガンに乗り換えても、はたまた逆であってもレイルシステムやマウントに対応できているものであればそのまま流用することができます。
ガスガンと電動ガンを総合的な費用で計算してみると
【電動ガン】
- 内部:300~3万円
- 外部:1,000~1万円
【ガスガン】
- 内部:5,000~1万円
- 外部:4,000~2万円
となります。
外部にかかる費用は予備マガジン数本と光学サイトを購入した際にかかる費用を参考に算出しています。
個人差はあると思いますが、内部にかかる費用は最大費用を考えると電動ガンが高く、外部にかかる費用はガスガンの方が高くかかる傾向にあるみたいです。
サバゲーで使うならどっち?ガスガンVS電度ガンでハンドガンを比較
大抵の方がハンドガンと聞くとガスブローバックのものを想定しますが、実は電動タイプのハンドガンも存在します。
ガスブローバックタイプはみなさんご存知ガスの力でスライドを動かしながら弾を発射する仕組みで、最も多く流通しているハンドガンのタイプがこれと言われています。
気温に左右されるのが欠点ですが、きちんとマガジンを温めてあげると鋭いブローバックと力強いリコイルでユーザーの心を奮い立たせてくれます。
電動タイプはガスブローバックタイプとは違ってブローバックはしませんが、キレのいいレスポンスと高い連射力を誇ります。
通常の殲滅戦やフラッグ戦でのゲーム中にメインウェポンの弾薬が切れた時に素早く持ち帰ることで継続した火力を維持したまま戦闘を続行することができます。
どちらも賛否両論ですが、ここではG18CとH&K USPのガスブローバックモデルと電動ガンモデルを比較しながら見ていきましょう。
東京マルイ グロック18C 18歳以上用 電動ハンドガン
東京マルイ グロック18C 18歳以上用 電動ハンドガン ブラックカラー【スマホエントリーP10倍】 価格:10,900円 |
業界内では不可能とさえ言われていた18歳以上用の電動ハンドガンを実現したこちらのモデルは、リアルサイズゆえの限られた小さな空間に、飛距離50m以上、18歳以上用として必要十分なパワーを生み出す「金属製マイクロメカボックス」を内蔵。
簡易操作でスライド内・前方部に完全収納できる「ハンドガン専用/最高出力7.2Vマイクロバッテリーパック」も同時に開発しました。
一回の充電にかかる電気代はわずか1円以下で、ワンチャージで最大2500発もの容量を誇ります。
その性能のおかげで年中問わず安定した火力と命中精度、キレのいいセミオートと秒間約15発のハイサイクルフルオートを瞬時に切り替えられる操作性はビギナーベテラン問わず幅広い層から絶大な支持を受けています。
初速は約60台後半から70台前半と安定しており、30m離れた標的であってもスマートな弾道で的確に狙い撃つことができます。
東京マルイ フルオートガスブローバックハンドガン GLOCK G18C
【毎分1,200発の連射速度!!】東京マルイ フルオートガスブローバックハンドガン GLOCK グロック G18C★TOKYO MARUI エアガン トイガン 価格:16,330円 |
「毎分1200発の連射速度を誇るマシンピストル」を売り文句に、東京マルイのガスブローバックシリーズの中でもひときわキレのある鋭いが特徴的なガスハンドガンです。
こちらのモデルは、実物の構造や仕上がりを忠実に再現しており、スムーズな操作性とスライドのフルストローク化を同時に実現することで、他の追随を許さないリアルな動作と性能の高さを誇ります。
CQB装備に欠かせないライトやレーザーポインタを取り付けるための20mmアンダーマウントレイルもロワーフレームと一体化しており、常に最良のグリッピングを可能にするフィンガーチャンネルとサムレストを備えています。
そんなリアル志向と性能の高さを実現したこのガスガンは秒間約20発もの弾を発射し、初速はマガジン温度が25℃程度であれば70台後半を叩き出します。
東京マルイ 電動ガン ハンドガンタイプ H&K USP
東京マルイ 電動ガン ハンドガンタイプ H&K USP エアガン エアーガン 価格:11,100円 |
タクティカル装備を目指している、または収集している方でこれほど外せないハンドガンはありません。
多くの映画や絵画愛ドラマに多く登場し、国内でも一部のから根強い人気を誇るH&K社のUSPが電動ハンドガンとなってサバゲーマーを魅了しています。
セミ・フル切り替えシステムの金属製マイクロメカボックスを搭載し、随所にメタルパーツを組み込むことで高耐久性をそのままに、迫力と重量感を同時に実現しています。
ロワーフレームにはH&K社独自の企画レイルも備わっているので、フラッシュライトやレーザーポインタ以外にもグリップなどを取り付けて取り回しをよくする方法もありそうです。
初速は0.2g弾で65~70台前半ほどで、サイクルはバッテリー満タン時で毎秒15発と非常に高火力。
セミのキレもディレイがなく素直に反応してくれるので、通常ルール以外のハンドガン戦でもその能力をふんだんに発揮してくれます。
東京マルイ ガスブローバックハンドガン H&K USP
東京マルイガスブローバックハンドガン H&K USP【スマホエントリーP10倍】 価格:13,800円 |
USP(Universal Selfloading Pistol:汎用自動装填拳銃)という名を持つだけあってその知名度はかなり高く、有名作品ですと洋画「24」にて、多少モデルは違いますがジャック・バウアーがうまく使いこなしているシーンや、日本のドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」の主人公たちがテロリストに対して使用されることが多いガスガンになります。
武骨なデザインが逆にその使いやすさを呼び、世界各国で使われるようになってきたんですね。
そんなUSPのガスブローバックモデルは、新設計マガジンを採用しており、その容量は何と25+1発!
大容量だからと途中で弾詰まりを起こすことがないように、マガジンから本体への球団行もこれまでとは違う形に変更されています。
直径15mmのシリンダーを採用し、ブローバック時の反動の感触は、鋭さを感じる「USPコンパクト」とは違って重みがあります。
ロワーフレームには電動タイプと同じようにH&K社独自のレイルが付属しており、付属のレイル変換アダプタを使って20mmのレイルに変更することが可能です。
マグキャッチは左右どちらからでも操作可能なアンビタイプなので使用者を制限するようなことはなく、グローブを装着したままでも扱いやすい人間工学に基づいたフレーム形状や、コック&ロックが可能なM1911同様のレバー操作も忠実に再現しています。
初速は0.2g弾でおよそ70~75m/s(マガジン温度23度)で、ガスタンクが大きめに設計されているので満タンに入れておけば1ゲームでガスが空になることはまずないでしょう。
ハンドガンのガスガンと電動ガンではその人の戦闘スタイルによって選択が分かれますが、安定した火力が欲しい人は電動ガンタイプを、圧倒的火力で敵を制圧したい!もしくは強いリコイルとブローバックで戦場の狼になりたい!というのであればガスブローバックタイプをおすすめします。
もはや別次元!?ガスガンVS電動ガンでアサルトライフルを徹底比較!
ガスガンのアサルトライフルが正式にリリースされ始めたのはそう遠くはない過去のことで、当時は高いガス代とマガジン代に泣き目を見ながらゲームに参加していたサバゲーマーも少なくはありませんでした。
アサルトライフルの電動ガンは1997年に東京マルイがFA-MASを発表したのを皮切りに世界各地で生み出され続けてきました。
その分バリエーションも豊富で扱いも簡単なものが多いです。
ここでは東京マルイ製のM4、89式小銃を比較していこうと思います。
東京マルイ リアルガスブローバックーバック M4A1 MWS
東京マルイ リアルガスブローバックーバック M4A1 MWS 価格:43,271円 |
Zシステムと呼ばれる耐久性を飛躍的にアップさせるための機構を新たに搭載したこちらのガスガンは、独自のブローバックエンジンを起用し、シリーズ最大級の直径19mmのシリンダーを内包しているためかつてないほどの強烈なリコイルショックを生み出します。
実銃を模した内部構造やデザインで形状を再現し、東京マルイらしい確かな命中精度と作動性能をも兼ね備えた究極の一丁ともいえるガスブローバックモデルです。
全長はストック展開時で約854mm標準的で、重さは3740g。
ずっしりとした本体重量も相まってワンマガジンを撃ちきった後の方の疲労感は半端ないです。
初速は0.2g弾で80台後半から90台前半を維持しており、サイクルも秒間約15発と申し分ないガスガンです。
ガスブローバックでありながら高い命中精度も兼ね備えているので、倍率スコープを乗せて中距離から敵を狙っても難なく当てることができます。
東京マルイ NEW M4A1 カービン
18歳以上用 電動ガン 東京マルイ NEW M4A1 カービン 【電動ガンお手軽セット】 4952839170828 エアガン エアーガン 日本製 カスタムベース コスプレにも 価格:32,050円 |
こちらの電動ガンは剛性向上と軽量化を目的とした、軽量で強度の高いアルミ製の一体化バレルや、樹脂と金属プレートを一体化させるインサート成型により、剛性を高めながらフロント部の軽量に成功し、最適な重量バランスを実現することに成功。
キャリングハンドルを取り外すことでお好みの光学サイトを取り付けることも可能なので、自分の好きなようにカスタマイズできます。
ストックは6段階で調節でき、マズル部分も取り外しが可能なので14mm逆ネジ対応のものであれば工具なしで装備することができます。
ホップ調整はチャージングハンドルを引いたときにポートカバー内部に見えるダイヤルを回して行います。
初期装備のマガジンは装弾数68発、スチールプレスによる高い剛性と質感の高さは数年経っても目を見張ります。
初速は0.2g弾で80台前半から後半にかけてで、サイクルは8.4Vニッケル水素バッテリーを使用することで毎秒15発と標準的なサイクルを実現できます。
遠距離への射撃も問題なく、直線で素直な弾道を描くので、30mほど離れた位置であっても偏差射撃をうまく使うことでしっかりとターゲットをしとめることができる電動ガンになります。
東京マルイ ガスブローバックライフル 89式小銃
東京マルイ ガスブローバックライフル 89式 5.56mm 小銃 18歳以上用 エアガン リアルガスブローバック 18才以上用 日本製 自衛隊 4952839142856 価格:49,900円 |
日本が世界に誇る技術力を結集して作成した89式小銃のフルオートガスブローバックモデルが、サバゲーマーの中で話題になっています。
東京マルイのガスブローバックシリーズでは初となる「3点バーストメカ」を搭載し、現行型の刻印や左面セレクタを採用。
本物と同様に金属と樹脂をパーツごとに使い分け、持った時の重量感や本物さながらの質感も味わえます。
メンテナンス時やホップアップダイヤルを調整する際には、実銃と近い手順でテイクダウンが可能であり、普段外装で隠れている内部パーツも本物の構造に近い出来上がりです。
全長は約916mmで重さは4000gほど。
初速は0.2g弾でおよそ80~85m/s(マガジン温度25度)ほどと箱出し状態にしてはやや高めなガスガンです。
鋭いリコイルで弾道がおろそかになっているわけではなく、むしろ信じられないぐらいの正確な弾道を誇り、30mまでの標的ならまず外すことはないぐらいの精度の良さです。
東京マルイ 電動ガン 89式小銃
18歳以上用 電動ガン 東京マルイ 89式小銃 固定ストック 本体のみ 4952839170835 エアガン エアーガン 日本製 コスプレにも シン・ゴジラ 自衛隊 1221gn 価格:34,300円 |
発売時期こそガスブローバックタイプより早いものの、その人気はいまだに衰えることがない電動ガン。
こちらも東京マルイのスタンダート電動ガンタイプの中では初となる「メカニカル3点バースト」を搭載しており、アルミ合金一体型のアウターバレルやシャープなハンドガードとダイカスト製アッパー・ロワーフレームも相まってコアなファンであれば喉から手が出るほど欲しくなるほどの電動ガンです。
ダミーカートがのぞくマガジンは70発装填しておくことができ、M4/M16系統のマガジンであればそのまま流用することができます。
フラッシュハイダーを外せばサイレンサーやコンペンセイターなどの14mm逆ネジ仕様のマズルオプションを装着することもできます。
初速は0.2g弾でおよそ85~90m/sとかなり高めで、命中精度も40m先までしっかり狙えるほど恐ろしく正確な電動ガンです。
耐宇しているアタッチメントの数が他と比べてやや少ないのが玉に瑕ですが、その分内部の性能が飛びぬけて高い電動ガンでもあります。
アサルトライフル・カービン系は種類が多く、もの好きな方であればその好きな種類のガスブローバックモデルを購入したりしますが、フィールドで確かな火力ときれいな射線を維持したいのであれば電動タイプのものを購入することをおすすめします。
ガスブローバックはセミオートオンリー戦や、敵に遭遇することが少ないフィールドなどで使うと性能を発揮しやすいです。
迫力を取るか火力を取るか!ガスガンVS電動ガンでショットガンを比較
国内外メーカーの技術が近年向上しつつあり、新型の電動ガンやガスガンの告知をよくメールで受け取りますが、中でも電動ショットガンやガスショットガンはいつまでたっても色あせない魅力があります。
ここではそんなショットガンをガスガンと電動ガンで人気なものから1つをピックアップして紹介していきます。
東京マルイ ガスショットガン M870ブリーチャー
【送料無料】東京マルイ ガスショットガン M870ブリーチャー 18才以上用★TOKYO MARUI エアガン トイガン 価格:31,880円 |
ブリーチャーとは「突破する者」という意味で、その名の通りこのショットガンは本来ブリーチング用として使われることが多いです。
モデルとなったM870を短く切り詰め、それでいて内部性能はそのままに維持しているので、長物を取りまわしにくい屋内や草木が多い密林での戦闘でその猛威を振るいます。
ガスタンクをグリップ内部に挿入し、シェルはエアコッキングシリーズのシェルマガジンも流用可能なので、追加アタッチメントの費用が大幅に抑えられるのも魅力的な点の一つです。
発射方式は2種類あり、より遠くを狙うのであれば3発発射モード、近距離の敵を確実に仕留めたいのであれば6発発射モードに切り替えることができます。
また、エアコッキングシリーズ同様にラピッドファイヤーシステムも実装しているので、効果力を維持しながら素早く立ち回ることもできます。
アウターバレルやレシーバー、トリガーカバーといった主要パーツには金属素材を使用しているので、実物のようなリアルな質感と激しい取り回しにもしっかり答えてくれる剛性をも同時に実現し、アタッカーの必需品と言っても過言ではない仕上がりのガスガンです。
初速は3つのバレルがあるためばらつきが多く、0.2g弾でおよそ80~90m/sほど。
弾道は3発モードでも6発モードでも30m付近まではまとまって飛んでくれるので、これと言って使いづらいと感じる点はほとんどありません。
東京マルイ 電動ショットガン SGR-12
東京マルイ 電動ショットガン SGR-12【スマホエントリーP10倍】 価格:52,680円 |
個人的に敵に回したくない武器第2位がこちらの電動ガンです。
3発同時発射だけでなくそれをフルオートで撃ち続けることができるため、その存在は味方にとっては頼もしく、敵にとっては脅威でしかない存在と成り上がりつつあります。
3シリンダー・3インナーバレル・3発個別可変ホップなどの独自メカニズムを持つこのショットガンは、新規に開発されたオートマチックで3発同時発射を可能にする専用メカボックスを導入し、ノズルガイドに自己潤滑アルマイトのカシマコートを採用することで弾詰まりを知らない継続した火力を維持できます。
そしてトリガーシステムにFETを採用することでスイッチへの負担を大幅に軽減し、トリガープルのレスポンスも飛躍的に向上しました。
全長約730mmで重量4400gとかなりのヘヴィウェポンであり、初速は0.2g弾でおよそ80~85m/sほど。
初期マガジンは96発装填することができ、ダミーカートが良い迫力を醸し出します。
別売りのドラムマガジンを購入すればもはや恐れる敵はないといっても過言ではないでしょう。
ショットガンは電動ガンとガスガンで大きく性能が異なりますが、屋内などの頻繁に敵と遭遇することがないフィールドではガスガンタイプを、屋外など敵との射線が確保しやすい場所では電動ガンタイプを使うとうまく立ち回ることができます。
コンパクトなボディでも高火力!ガスガンVS電動ガンでサブマシンガンを比較
サブマシンガンは多くの国内外メーカーが商品を出しており、アサルトライフル系に負けない火力や迫力など、ビギナーからベテランまでその支持者は幅広いです。
今回はガスのサブマシンガンと電動のサブマシンガンの代表作をそれぞれ1つずつ紹介していきます。
東京マルイ P-90 電動ガン
価格:20,920円 |
サブマシンガンは一部PDW(Personal Defence Weapon:個人防衛火器)と呼ばれるものも多く、そのPDWの中で外すことのできない存在感を持つP-90。
ドイツのFN社が開発した5.7mm高速弾を使用し、その性能は100m先の防弾チョッキですら穴をあけるほど。
もちろんエアガンなのでそんな恐ろしい性能は持ち合わせていませんが、それに劣らないシャープな弾道と高いサイクルを持つので、サバゲーマーなら誰もが通る道の一つだと思います。
デフォルトでトップレイルにドットサイトが搭載されており、別途で光学サイトを搭載せずともそのままフィールドで調整を行うことが可能です。
メインフレームには樹脂パーツが多く使われていますが、実際の外見は多少の安っぽさは否めないものの、持った時のフィット感や安定感はどのエアガンにも勝ります。
最新型バージョン6メカボックスとハイトルクEG1000モーターによる高次元の射撃を可能にし、実物同様のワンタッチテイクダウンやマガジンリリースのしやすさなど、高い技術を問うことなく幅広い方に使っていただけるエアガンです。
全長は504mmで重量はバッテリー込みで2200g、初速は0.2g弾でおよそ80~85m/sと標準的で、サイクルも毎秒13発ほどなので火力が劣るという心配もありません。
東京マルイ ガスガン MP7A1
東京マルイ ガスガン MP7A1 サブマシンガン | TOKYO MARUI ハンドガン 抹消 ピストル ガス銃 18才以上用 18歳以上用 ガスブローバック 価格:31,104円 |
素早い連射力と迫力のあるブローバックアクションを味わいたいのであれば東京マルイのガスブローバックMP7A1を忘れてはいけません。
こちらのガスガンはH&K社の特殊部隊用サブマシンガン用として開発されたPDWで、4.6mmを30発装填した状態からすべて撃ちきるまでかかる時間がなんと1秒程度!
その脅威具合から発表当初はPDWとして使用されていましたが、のちにMP「Maschinen Pistole:短機関銃」を指すMP7という名前が付けられました。
直径16mmの新大型ブローバックエンジンを搭載したガスブローバックモデルは、この商品が初で、コンパクトなボディでありながら力強いブローバックとキレのいいセミ・フル射撃を実現しています。
ガスの消費量がハンドガンと同じ程度でありながら、弾道やグルーピングに影響が出ることなく、むしろアサルトライフル系と同じぐらいの能力さえ持っています。
初期マガジン内には40+1発装填でき、全長はストック展開時で381mm、重量は2200gほど。
初速は0.2g弾でおよそ80~85m/sとPDWのカテゴリの中では比較的速い方で、40mの標的も無風の状態であれば難なく狙えるほどの性能の良さを兼ね備えるガスガンです。
サブマシンガンは東京マルイだけでなく海外製メーカーも多く販売していますが、弾道や性能の良さも考えると国内産が最も安心できます。
サバゲーに導入するのであれば比較的扱いが容易な電動タイプを持ち込むと良いでしょう。
ガスタイプはサイクルが早いものが多いため、夏場などのガスがあったまりやすいシーズンで使うと能力をフルに発揮できます。
リアリティも忘れずに!ガスガンVS電動ガンでスナイパーライフルを比較
スナイパーライフルというと国内で出回っているエアガンはほとんどエアーコッキングタイプのものが多いはずです。
というのもスナイパーライフルのモデルがほとんどボルトアクション形式なためです。
それを電動やガスで実現するのにはコスパが悪く、コストがかからずなおかつリアルな動きを楽しめるエアーコッキングだからこそ販売売れ行きが良いように思えます。
ですが、だからと言って電動やガスのスナイパーライフルが全く存在しないわけではなく、一部のコアなマニアに向けて着実に売り上げを伸ばしています。
ここではそんなスナイパーライフルの電動ガンタイプとガスガンタイプの人気商品を比較してみたいと思います。
東京マルイ H&K PSG-1 電動ガン
東京マルイ H&K PSG-1 電動ガン スタンダードタイプ【スマホエントリーP10倍】 価格:40,244円 |
迷銃とも名銃とも呼ばれたこちらのセミオートスナイパーライフルは東京マルイ自信作の電動ガン。
実銃の製作元であるH&K社にとって開発されたG3ライフルは、開発から40数年経た現在、バリエーションの豊富さが起因し、M16・AK系統にまでこそ及ばないもののNATO諸国、アジア南米各国、その他世界中に広く普及されています。
こちらの電動ガンタイプのPSG-1は、そんなG3シリーズのスナイパーライフルタイプで、命中精度・飛距離・トリガーのレスポンスの良さのどれをとっても他のスタンダート電動ガンには実現不可能なクオリティを実現しています。
セミオート専用のメカボックスを搭載し、4×40スコープをのせても弾道がぶれるようなことがなく、クロスの中央にまっすぐ飛んでいきます。
個体によっても性能は様々ですが、初速は0.2g弾で90台後半を出す場合も多く、フルオートこそないもののそれをカバーできるセミのキレの良さは現行の電動ガンにも負けず劣らずの性能です。
ただし、電動ですのでどうしてもギアノイズが発生しがちです。
茂みに隠れてアンブッシュを仕掛けたい場合は位置バレしてしまう可能性があるので、撃ったら位置を変えるなどの対策を取った方が良いです。
タナカワークス ガスボルトM24 SWS 24inch カートリッジ Ver2
タナカワークス ガスボルト本体 GAS M24 SWS 24inch カートリッジ Ver2 (4537212006316) ボルトアクション スナイパーライフル 24インチ エアガン 18歳以上 価格:53,708円 |
ボルトアクションライフルの内部メカニズムの圧倒的再現率と重厚感あふれるフレームはタナカワークスのM24以外では実現不可能のような気がします。
米陸軍用スナイパーライフルとして正式採用されているM24 SWSを忠実に再現しており、マガジン方式は男心をくすぐるライブカート!
アルミ製カートにBB弾をセットし、ボルトレバーを後ろに引いて開いた排莢口から上に押し込んで入れることで金属同士の擦れる音が響き、使用者を奮い立たせます。
残弾はフロアープレート下部を開くことで取り出すことができ、ストックのフロント部分にガスタンクとバルブ機構を内蔵しているため、直接的な激発機構が組み込まれておらず安全性にも配慮された仕組みになっています。
初速は0.2g弾で80台後半から90台前半とかなり速い速度を叩き出し、エアガンとは言え50m離れた標的でさえも狙えるほどの高精度のガスガン。
ガス発射方式なのでトリガープルから発射までに多少のディレイはあるものの、エアーコッキングのボルトアクションに一通り慣れたスナイパーの方に是非ともおすすめしたい一丁です。
スナイパーライフルは頻繁に弾を撃つためのものではなく、然るべき時に然るべき弾数を発射する銃なので、アサルトライフルなどのように連射力はあまり求められません。
ただしその代わりに素早いレスポンスと高い命中精度が求められるので、ディレイがあるガス発射タイプは上級者向け、ギアノイズはあるもののレスポンスが早い電動タイプは初心者やスナイパーという役職に慣れてない方向けかと考えられます。
ガスガンVS電動ガン徹底比較 まとめ
ガスブローバックはどちらかというとゲームに勝つためというよりかは、リコイルやリアリティを楽しむために使うといっても過言ではなく、雰囲気を味わいたいのであれば是非とも装備品に加えていただきたいエアガンです。
逆に電動ガンは確実な弾道と射撃性能を誇る代わりにリアリティが犠牲になってしまっている部分があります。
サバゲーでうまく立ち回りたいのであれば電動ガンの購入がおすすめです。
自分の戦闘スタイルをよく確認して、それに合った動作方式のエアガンを購入するようにしましょう。
それではまた!
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